あいおいニッセイ同和 学生・こども総合保険/ 学生・こども総合保険の保険料・補償内容・保険金を評価 レビュー

あいおいニッセイ同和 学生・こども総合保険
オススメ度:
3
保険会社:
あいおいニッセイ同和損保
名称:
学生・こども総合保険
補償範囲:
ケガ・病気
育英費用:
500万円
賠償責任:
3,000万円
特徴:
学校生活・日常生活を取り巻く危険に備えられます。

あいおいニッセイ同和 学生こども総合保険は保険料を抑えて一定の補償アリ!

※この保険は新規募集を停止しています。
あいおいニッセイ同和はMS&ADグループの中核を成す保険会社で、こども総合保険の他に各損害保険を販売している。以下、同社の学生・こども総合保険の概要を記載し、他社のこども総合保険と補償内容・保険料等で比較する。

あいおいニッセイ同和 学生・こども総合保険の保険料・保険金・補償内容・サービスなど

まず補償範囲は子供のケガだけに留まらず病気も補償の対象となる。そのうえで補償内容は死亡時には死亡保険金、ケガ・病気で入通院すれば日数に応じて入院日額・通院日額が受け取れ、契約者(普通は両親)が死亡した場合の育英費用保険金も付帯している。もちろん、他人にケガを負わせた場合の個人賠償責任補償もある。

他社の子供保険と異なるのは、その特約の多さで、身の回りの物の損傷を補償する携行品損害だけでなく、下宿・1人暮らしをしている子供のための生活用動産補償もある。さらに親族が突発的な事故で死亡した場合の帰宅費用を補償する緊急費用補償、借りているアパート・マンションを破損して賠償金が発生した際の借家人賠償責任補償まで用意されている。どこまで保険での補償を必要とするかは疑問な面もあるが。。。保険料は各保険金の上限で異なるが、個人賠償の額は変動しないため最安のプランで問題ないだろう。

下図では各社の「こども総合保険」を補償範囲・死亡保険金・入院日額・通院日額・育英費用・個人賠償責任の上限額を比較した。さらに個人賠償に関しては示談交渉サービスの有無、葬祭費用・救援者費用の有無と金額も併せて記述した。保険料面では、各社のプランの中で最もスタンダードなものを採用し、月額・年額に加え6年間(小学校6年間・中高6年間)の場合でも比較した。

名称 エース
スクール
あいおい 東京海上 三井住友 アメホ
しまった
朝日火災
天使
共栄火災
げんきっず
コープ
元気組
エアーリンク
補償範囲 ケガのみ ケガ&病気 ケガのみ ケガ&病気 ケガ&病気 ケガのみ ケガ&病気 ケガ&病気 ケガのみ
死亡
保険金
19.2万 300万 250万 250万 300万 - 200万 47万
入院日額
通院日額
2,400円
1,100円
3,000円
2,000円
3,000円
2,000円
3,000円
2,000円
3,000円
1,000円
3,000円
2,000円
2,500円
1,500円
7,000円
2,500円
1,500円
800円
育英費用 120万 500万 1,000万 1,000万 - 500万 300万 2,000万 100万
個人賠償 5,000万 3,000万 1億 3,000円 5,000万 - 3,000万 1億 1億
示談 - - - - - -
葬祭費用 300万 - - 250万 - - - - 300万
救援費用 200万 300万 300万 - - - - - -
保険料
(月額)
833円 1,650円 1,880円 2,870円 1,680円 950円 1,520円 2,550円 460円
保険料
(年額)
10,000円 19,900円 20,450円 31,270円 20,160円 11,450円 18,240円 30,600円 5,500円
保険料
(6年)
45,070円 119,500円 89,550円 132,010円 120,960円 68,710円 109,440円 183,600円 33,000円
学生・こども総合保険の比較表(エース・東京海上・三井住友・アメホ・朝日火災・共栄火災・コープ・エアーリンク)

上図で左から2番目の「あいおいニッセイ こども総合保険」だが、前述した最安プランで他社と補償内容と保険料を比較している。この保険はケガ・病気の両方を補償の対象とするが、まず死亡保険金は他社比較してトップの300万となっている。その一方で、入院日額は平均か以下、育英費用も決して大きいとはいえない。さらに個人賠償責任補償の額が3,000万円と物足りない額で、子供が自転車通学をして自転車事故を懸念するなら保険金の上限は不足する可能性がある。また、個人賠償には示談交渉サービスが付帯していない点も覚えておきたい。。

保険料だが、全体的にみれば平均か多少高い保険料に見える。ただし、保険料が際立って安いのはケガのみ補償するタイプの保険で、ケガ・病気の両方を補償する保険の中では保険料は若干安い。保険料面でのメリットは無いとはいえないだろう。

結論としては、保険料を抑えつつケガ・病気を補償したいなら悪くはないだろう。また、下宿・1人暮らしをする子供向けの特約が多いため、それを目的にする契約もアリだ。ただ、個人賠償の額が物足りず、示談交渉サービスが無いのも痛い。それをカバーするなら補償が厚めのコープ共済を選択するしかない。また、ケガだけを懸念するなら保険料を節約できるエアーリンクやエース損保を選ぶ余地も出てくる。