DCMXカード/ 公共料金・通信費の節約・ポイント獲得での割引の比較
- オススメ度:
- 名称:
- DCMXカード
- 年会費:
- 1,312円※年1回利用で無料
- 別途年会費:
- なし
- ポイント:
- 100円→0.5ポイント(0.5円)
- キャッシュバック:
- ポイントに応じて機種変更時の代金・商品券・電子マネーに交換
- ボーナス:
- 年間利用額が20万円以上なら利用額毎にボーナス
DCMXカードはドコモユーザーなら検討の余地は十分アリ!
DCMXカードは、通信会社のドコモが発行しているカードで、ブランドはVISA/マスターカードから選択できる。2社の加盟店で利用するとポイントが貯まる他、ドコモの携帯料金支払いでポイントアップ、さらに電子マネーiDの特約店ではポイントがアップして貯まる。以下、携帯料金・公共料金を削減・キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。
さて、このカードで注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。
- ・年間20・30・40万円以上で金額毎にボーナスポイントが発生
- ・ケータイ故障時の買い替え費用を1万円までサポート
- ・iDとカード利用でポイントアップする他社の店舗(ネットを除く)が多い
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ポイントの有効期限は獲得した月の2年後から順次失効し、自動更新はなし
- ・年1回の利用がなければ年会費1,312円が発生
- ・他社比較シミュレーションでは、キャッシュバック額は上出来(後述)
まずポイントについてだが、基本は200円で1ポイント(1円相当)が獲得できる。ただ、お得情報メールの受信を設定すると、毎週日曜にする買い物はポイントが3倍になるため、ポイント還元率は0.5%から1.5%まで上昇する。さらに、ドコモのケータイ料金については消費税もポイント対象となる他、年間利用額が20万円を超えると500ポイント、30万円から40万円まで増額すれば合計で1,500ポイントが獲得できるボーナスが存在する。さらにiD特約店はエネオス・JAL・紀伊国屋・スーツカンパニーと幅広い業種でポイントアップがあり、上手く利用すればポイントは予想以上に貯まるはずだ。
貯めたポイントは、iDや商品券といった限りなく現金に近いものから現物商品にも交換できる。ただ、iDへ交換しても2,500ポイントで2,300円分となるため、厳密には1Pが1円ではない。また、ポイントは獲得した月の2年後に順次失効するため注意したい。また、ポイント以外では自分のドコモのケータイが故障した際に最大1万円まで買い替え料金を補償してくれる他、海外旅行用の携帯電話を無料(通話料は自己負担)でレンタルできるサービスもある。
次に、他社カードと年会費・キャッシュバック率・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。さらに年間50万円/100万円を使用した場合のキャッシュバック額、左記から年会費を差し引いた金額を比較した。計算にあたっては、各カードで携帯料金支払いでポイント2倍や、電気ガス代支払いのキャッシュバック率が上昇といったサービスがある。そのため一般的な平均値を採用し、下記の計算式で計算した。
1ヶ月の携帯料金=8,000円, 電気代=8,000円, ガス代=4,000円
キャッシュバック額=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率)
上記に年会費を加味=(携帯\8,000 × 50万時のキャッシュバック率) - 年会費
上図の通り「DCMXカード」は他社カードと比較すると、まず年会費が1,312円というのが気がかりだ。これは年1回も利用しなかった場合に発生する年会費で、ドコモの携帯料金の引き落としを設定しておけば年会費は発生しない。ただ、基本は放置ができないカードであるのは覚えておきたい。ドコモからの機種変などをするなら、忘れずに解約する必要がある。
次にポイント還元率だが、0.5%とまったく魅力のない数字だ。何の工夫もせずに利用すれば他社カードの方がお得なのは明白だが、前述した通り、ドコモ外でのカード利用ではポイントアップがある点を如何に使いこなすかが問題となる。例えば、タワレコでCD/DVDを購入すると100円で3ポイントが貯まり(ポイント率は3%)、タイムズ24のカーレンタルでも同様のポイント率が適用される。ポイント特約店を日常から使っているようなら、上手よりもパフォーマンスは大きく上昇する。また、年間40万円以上の利用でボーナス獲得、日曜の買い物でポイント3倍も考慮すれば、P-oneカードのようなキャッシュバック系カードもキャッシュバックでは凌駕する可能性が高い。
結論としては、ドコモユーザーならNTTグループカードではなく、DCMXカードの方がお得になりオススメできる。また、ポイント特約店での年間利用額、日曜にも意識的に買い物をするといった工夫を織り交ぜれば公共料金の節約ではトップになる可能性もある。さすがにドコモユーザーという条件は外せないが、メインでもサブでも十分に検討する余地のあるカードといえる。