JR東海 「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード/ 旅行代理店での割引・ポイントによるお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- JR東海 「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カード
- 旅行会社:
- -
- 年会費:
- 2,100円
- ポイント率:
- 0.5%
- 特典:
- 京都関連の各種特典・割引等
- 入会ボーナス:
- -
そうだ 京都、行こう。エクスプレスカードは寺社仏閣の特別拝観狙いなら!
JR東海 「そうだ 京都、行こう。」エクスプレス・カードは、セディナとJR東海が発行するカードで、JR東海での各種特典の他に、その名の通り京都関連の特典が充実している。注意したいのは、VISA/JCBなどのクレジット機能が付帯しておらず、スーパー・百貨店などの一般店では利用できない。利用できるのは新幹線の切符やJR東海の旅行商品等を購入した場合に限る。
このカードはエクスプレスカードに京都関連の特典が付帯したカードでもあり、まず大きいのがJR東海でのエクスプレス予約がある。これは、携帯電話やPCから新幹線の指定席を発車直前まで予約できるサービスだ。さらに予約変更が何度も無料で可能となっており、切符も窓口からではなく券売機で受け取れるため列に並ぶ必要もなくなる。その購入代金に応じて1,000円毎に1ポイントが貯まる。貯めたポイントはポイント数に応じて京都の和菓子・小物などに交換できる。
その他には、京都にある八坂神社・北野天満宮・比叡山延暦寺の各神社の喫茶室の割引から拝観料・入苑料の割引がある。歴史的建造物以外にも、美術館やバスなどの各種交通機関、京料理を堪能できる割烹・料亭、和菓子・土産物屋・宿泊施設等の割引もある。さらに毎月、京都関連のオリジナルイベントが催されており、その中には陶芸体験から屋形船での舟遊び、龍安寺にある通常は非公開となっている茶室の特別拝観などの特典がある。ただ、全て募集人数に制限があり、最後の龍安寺の特別拝観のような特典は早々に募集打ち切りになるため早々に応募する必要がある。
次に、下図で旅行会社が発行するクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(主に発行する旅行代理店)での特別還元率・電子マネー対応等を比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それに10万円の旅行を追加した場合、さらに年間20万円を旅行だけに費やした場合においてポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。
上図で一番右の"そうだ 京都、行こう。エクスプレス・カード"を他社比較すると、まず年会費が数百円だが高額と分かる。これはエクスプレス予約よりも、京都での各種特典、特別拝観などのオリジナル特典を作成するための予算を捻出するためと言えるだろう。
ただ、ポイント還元率は他社のように一般的なクレジット機能が付帯されておらず、またポイント交換が京都の特産物・グッズとなるため数値には換算できない。単純に商品価格でポイント率は割り出せるが、京都で得られない付加価値を考慮すると、やはり数値には換算はできない。また他社の旅行代理店系カードと異なり、旅行保険などは付帯されていない。
結論としては、寺社仏閣の特別拝観などのオリジナル特典狙いであればオススメできそうだ。ただ、それも募集人数に限りが設定されているため、なかなか参加できない可能性もある。それに納得したうえでの保有がセオリーとなるだろう。エクスプレス予約がしたいだけの人は、1,050円でエクスプレスカードを保有するのでも十分だ。