SOLATO CARD(ソラト カード)/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- SOLATO CARD(ソラト カード)
- 石油会社:
- 太陽石油(ソラト/SOLATO)
- 年会費:
- 525円
- ロードS:
- なし
- L値引き:
- 2円/L割引
- ボーナス:
- なし
SOLATO CARDはSOLATO利用者でも微妙な1枚か!?
SOLATO CARD(ソラト カード)は、SOLATOの名称でガソリンスタンド・サービスステーションを展開する太陽石油が発行するカードだ。SOLATOのGS/CSでガソリン割引が受けられる他、セディナの各種特典も付帯している。ただ、SOLATO自体が四国・九州を中心に点在しており、関東・東海・東北にも存在するが、それらの地域に在住している人にはメリット薄だ。以下、他社カードとサービスと数字面で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべきメリットは下記3点。
- ・SOLATOでガソリン代を2円/Lで割引
- ・ガソリン割引とは別にセディナのポイントが貯まる
- ・セディナの各種特典が付帯
逆に利用するにあたってデメリット/注意点は下記3点。
- ・灯油は2円ではなく1円/Lで割引に減額
- ・年1回のカード利用がなければ年会費525円が発生
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の割引き額は他カードより小額でイマイチ(後述)
まずガソリン割引だが、カード利用額に関係なく一律でリッターあたり2円割引となる。他社カードとは異なり、カード利用額に関係なく割引される点はメリットでもあるが、逆にカード利用額を大きくしてもメリットは大きくならないと考えればデメリットともとれる。このカードはあくまでライトユーザー向けで、カード利用を集約する価値は無いともいえる。
また、ガソリン割引以外では他社のようにロードサービスは付帯していない。ポイントサービスを含めてセディナの特典が付帯するだけだ。ポイントは1,000円で1ポイント(5円相当)が貯まる。それ以外では各種施設の優待割引、三井住友のATM出金手数料が無料といったサービスがある程度だ。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図で「SOLATO CARD(ソラト カード)」を他社比較したが、まず2年目以降で525円と小額だが年会費が発生する点に注意が必要だ。これは年1回の利用で免除されるため、カードに入会したなら放置せずに年1回は忘れずに利用する必要がある。ガソリン割引は、前述したように一律でリッターあたり2円の割引となっている。他社カードでは、カードの利用額次第で、最大リッターあたり10円割引を設けている点を考慮すれば割引額は明らかに小さい。数字面では明らかに厳しい。
結論としては、SOLATOユーザーでも、このカードを利用するのは割引額からいってオススメできそうにない。というのも、例えばJCBドライバーズプラスカードやP-oneカードといった石油会社(ガソリンスタンドの系列)に関係なく割引が受けられるカードと比較すると、それらのカードの方が割引額が大きいからだ。さらに、このカードの特典には独自の特典・サービスと呼べる代物が存在していない。そうなると、やはり他カードを選んだ方が賢明といえる。