P-one FLEXYカード/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- P-one FLEXYカード
- 石油会社:
- -
- 年会費:
- 無料
- ロードS:
- なし
- L値引き:
- 請求金額の1%割引き
- ボーナス:
- 請求金額の1%割引き
P-one FLEXYカードは反則に近いが年会費と割引額のバランスが良い!
P-one FLEXYカードは、他のガソリン代節約/お得カードとは異なり、石油系の企業が発行していないカードだ。そのため申し込みはポケットカードのWEBサイトから行い、他カードのようにGSに行った際に割引きされるのではなく、カード会社から請求される際に割引を受けることになる。今回の比較対象にしたカードの中では、JCBドライバーズプラスカードも同様の仕組みだ。
ただし、JCBドライバーズは自動車関連の出費に対して割引が適用されるが、このP-oneはほぼ全ての決済で1%割引になる。その点、今回のガソリン代節約の比較という点では、少しズレるが、他サイトでは比較対象にしているサイトも多いため比較対象とした。以下、他社カードとサービス・数字で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・毎月の請求額を上限金額無しで1%割引
- ・1%割引とは別に1,000円毎に2ポケットポイントを獲得
- ・年会費が永年無料
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・ショッピング利用分がリボ払い
- ・ワーナーマイカル/電子マネー/国民保険料/税金等は1%オフの対象外
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引きはトップに近い優秀さ(後述)
このカードの最大の特徴は、毎月の請求額が1%割引になる点だ。一部店舗や電子マネーは対象外だが、公共料金や携帯料金でも割引になる。マイル等を貯める場合に対象外になるような引き落としが1%引きになるメリットは大きい。
また、割引きとは別に、1,000円毎に2ポケットポイントが貯まり、ギフトカタログや食事券はもちろん、マイルなどへの変換、キャッシュバックも可能だ。ただ、最小ポイントのカタログでも850ポイントのため85万の決済が必要になるが・・・
一方で、ショッピングの利用は全てリボ払いになる点に注意したい。放っておくと、利息がかさむため増額払いや全額払いの設定にしておく必要がある。そうでなければ、せっかくの1%割引が無駄になる可能性が高いだろう。その点が不安な人は、前述のポイントを貯められないが「P-oneカード・スタンダード」にすることでリボは回避できる。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図の通り「P-one FLEXYカード」は他社比較すると決済5万円に1万円分の給油の場合には、JCBドライバーズプラスと同額でトップ、年会費との割引額ではトップとなっている。一方で、月10万決済で2万円分の給油をするようなヘビーユーザーの場合には、立場は急変する。JCBドライバーズプラスはもちろん、出光系カードにも劣る割引きになる。
結論としては、月に5万程度で1万円程度の給油の人にはオススメだ。年会費と割引額の差額の数字を見てもベストだ。しかし、月10万で2万の給油のようなヘビーユーザーだと、割引は他社に劣るため、出光やJCBドライバーズなどを検討したい。また、5万決済で2万円の給油だとしても、同様に他社に劣る数字になってしまうため注意が必要だ。