JCBドライバーズプラスカード/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- JCBドライバーズプラスカード
- 石油会社:
- -
- 年会費:
- 1,312円
- ロードS:
- なし
- L値引き:
- 利用額により異なる(0%~最大30%引き)
- ボーナス:
- なし
JCBドライバーズプラスカードは年会費を補って余りある割引額で最強!
JCBドライバーズプラスカードは、他のガソリン代節約/お得カードとは異なり、石油会社が発行していないカードだ。そのため申し込みはJCBのサイトから行い、他カードのようにGSに行った際に割引きされるのではなく、カード会社から請求される際に割引を受けることになる。比較対象にしたカードの中では、ポケットカードのP-oneFlexyカードも同様の仕組みだ。
また、JCBドライバーズプラスはゴールドカードも存在しているが、旅行保険などの付帯サービスが付くだけで割引額は変動しない。ちなみに、JCBではドライバーズプラスの他にドライバー向けに、ホンダでの新車購入やサービスでポイント分だけキャッシュバックされる「JCB HONDAカード」や、JAL会員証と一体になった「JAF JCBカード」といったカードも存在している。以下、他社カードとサービス・数字で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・カード利用額に応じてキャッシュバック(0%~最大30%割引まで)
- ・初年度の年会費が無料
- ・オンライン入会で1,000円分のJCB商品券を獲得
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・2年目から年会費1,312円が発生
- ・利用額による割引は月6,000円割引が上限
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引きはトップ!(後述)
このカードは月間のカード決済額によって割引率が決まり、翌月にガソリン代の給油や高速代などの合計額から割引率の分だけ割引きが受けられる。例えば、ショッピングや携帯料金などで月額10万円をカード決済したとすると、翌月にガソリン代などで15,000円を決済から1,500円が割引きされるという仕組みだ。
ただし、月30万円決済して翌月にタイヤやパーツで10万円分を使用したとしても、割引額は3万円とはならず、上限である6,000円割引きとなる。そのため可能であれば月を分散して決済したり、高額決済した翌月でも割引上限の6,000円を超えないように工夫する必要がある。具体的には、30万円以上の決済した翌月に、GSや高速代を合計で2万円以上使用しないことに注意したい。
他社の石油会社系カードでは、入会後の数ヶ月はリッター値引きが限定的に適用されたりするが、このカードでは、そういった割引は存在していない。その代わりと言っては何だが、入会するだけで大抵の飲食店やショップで利用できるJCBギフトカード1000円分がプレゼントで獲得できる。
一方で、年会費は初年度こそ無料になっているが、2年目以降は利用額に関わらず発生するため注意したい。家族カードを発行した場合にも、キッチリ420円を徴収されることは覚えておきたい。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図の通り「JCBドライバーズプラスカード」は他社比較すると割引額はトップで優秀だ。年会費が必要となるため、かろうじて年会費と割引額の差額でP-oneFlexには劣るが、月10万決済で2万円分の給油をするようなヘビーユーザーでも耐えうる割引額も非常に魅力だ。また、石油会社系のガソリンカードでは、ガソリン代金でしか割引きが受けられないが、このカードでは高速代も支払っていれば、ガス代に加えて高速代も割引対象になるため、さらにお得といえる。
結論としては、最大限のガソリン代の割引を狙うなら、このカードがベストだ。ガソリンスタンドを選ばずに割引が受けられる点も大きなメリットだ。数字面では互角で、さらに5万利用の場合には年会費と割引額の差額で上回るP-oneカードだが、これは反則に近いカードで、ガソリン云々では無く、決済金額の中身が何であろうと1%引きになるカードだ。どうしても、このカード以上に割引額にこだわる人は、このカードを検討してもいい。ただし、月10万円以上の決済であれば1万の給油でもJCBドライバーズとP-oneは、ほぼ同額になるため注意したい。