JAカード/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- JAカード
- 石油会社:
- JA-SS/ホクレンSS
- 年会費:
- 1,312円
- ロードS:
- 472円で付帯可能
- L値引き:
- 2円/L割引
- ボーナス:
- 特に無し
JAカードはJA協定の施設で優待割引があるのは魅力的だが?
JAカードは、農協(JA)が発行するカードで、JA-SSだけでなくホクレンでの給油でもガソリン割引が受けられるカードだ。また、全国のJAと協定関係にある施設で優待割引が受けられ、オプションで別途年会費が発生するがロードサービスも付帯できる。以下、このカードを他社カードとサービスと数字面で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・JA-SSとホクレンのガソリンスタンドで1リッターあたり2円の割引
- ・カード利用で三菱UFJのポイントが貯まる
- ・海外旅行保険が付帯
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・年間12万円以上を利用しなければ年会費1,312円が発生
- ・電気代か携帯料金の支払いをカード引き落としにすれば年会費は免除
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引き額は他社よりも劣る数字(後述)
まずカード券面だが、ノーマルのシルバーのリーフだけでなく、サザエさん、地球、CMでお馴染みのちょきんぎょから選択できる。ただし、JAカードと一体化したものは、シルバーかサザエさんのいずれかとなる。
ガソリン割引については、他社の石油会社が発行するカードと同様にリッターあたり2円の割引がある。冒頭でも記述したように、割引されるのはJAのガソリンスタンド、ホクレンのガソリンスタンドに限定される。ガソリン割引以外では、JAと協定関係にあるレストラン・遊園地・旅館といった観光施設でカードを提示するだけで優待割引が受けられる。それ以外には、ロードサービスが別途年会費472円で付帯できる。レッカー急行サービス・宿泊と交通機関の情報案内や故障時の応急対応といった一般的なロードサービスが受けられる。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図の通り「JAカード」は他社比較すると、まず年会費が無料ではなく1,312円がある点が気になるが、年間12万円以上の利用で無料になる。これはホクレンカードも同様だが、JAカードの場合には電気代・携帯料金の引き落としにすることでも無料にできる。より条件は緩和されているといえる。
また、ホクレンカードとは異なり、月間のカード利用額に応じてガソリン代が割引されず、リッターあたり一律の割引となる。どちらが得かということになるが、計算上では毎月5万円(年間60万円)の利用で、ガソリン代を毎月1万使ったとすると、純粋にガソリン代だけではホクレンを含めて他カードの方が明らかにお得だ。ガソリン節約を追求するなら他hさカードを選んだ方が賢明だ。
結論としては、ガソリン代の節約を追求するなら他社カードを選んだ方が賢明だ。JCBドライバーズカードの方が、ガソリンスタンドを選ばない方が利便性は高い。また、ホクレンを利用している人ならJAカードではなくホクレンカードを選んだ方がお得だ。ただ、その場合には相当にカードを利用することが必要となる点には注意を要するが。。。