IKKO SUPER D CARD PLUS/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- IKKO SUPER D CARD PLUS(一光 スーパーDカード・プラス)
- 石油会社:
- 一光直営のSS
- 年会費:
- 1,050円
- ロードS:
- なし
- L値引き:
- 3円/L割引
- ボーナス:
- なし
IKKO SUPER D CARD PLUSよりエネオスカードの方が得?
IKKO SUPER D CARD PLUS(一光 スーパーDカード・プラス)は、ガソリンスタンドを運営する一光株式会社の直営のガソリンスタンドで割引が受けられるカードだ。セディナブランドのカードのため、カードを利用すればセディナのポイントが貯まり、それを商品交換・他社ポイントへの移行に利用できる。以下、このカードを他社カードとサービスと数字面で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・一光直営のガソリンスタンド(エネオス)で1リッターあたり3円の割引
- ・カード利用でセディナの「わくわくポイント」が貯まる
- ・セディナの各種特典が付帯
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・リッターあたり3円割引はガソリンのみで灯油は2円割引になる
- ・リッターあたり10円割引は入会後2ヶ月間に限定
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引き額は他社よりも劣る数字(後述)
まずガソリン割引だが、リッターあたり3円の割引が適用される。これは一光直営のガソリンスタンドに限定されるが、そもそも一光直営のガソリンスタンド(エネオス)は本社のある名古屋に多く、それ以外では大阪・東京・仙台に集中している。そこを拠点(通貨点)にしていない人には、このカードの存在価値がない点は覚えておきたい。また、ガソリンは3円割引になるが、灯油は2円割引と割引額が減少する。
ガソリン割引以外では、買い物ごとにセディナのポイントが還元率0.5%で貯まり、各種商品や他社ポイントへの移行、キャッシュバックなどに充てられる。また、毎月1万円を1口にして海外旅行がプレンゼント抽選に参加できるといった一風変わった特典も存在する。その一方で、他社のようにロードサービスは付帯していない。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図で「一光 スーパーDカード・プラス」を他社比較したが、年会費の1,050円に加えリッター割引でも他社カードで一律割引を設けているカード(出光・エネオス等)に劣る。基本的に一光が運営するのはエネオスが中心のため、お得さから考えれば素直にエネオスを選んだ方がお得だ。現に、月間利用額5万円+1万円の給油ではエネオスカードの方がお得になる金額は大きく、さらに言えば、JCBドライバーズカード・P-Oneカードの方がお得になる金額は大きい。数字面では明らかに他社に劣るといえる。
結論としては、一光直営のガソリンスタンドを利用している人でも、それがエネオスである限りはエネオスカードを選んだ方がお得だ。ガソリン割引には取り立てて他社より秀でた点も無いため、基本的には出番がないカードといえそうだ。