ヤマカタヤカード/ 百貨店・ファッションビルの割引優待・ポイント獲得の比較
- オススメ度：
- 名称：
- ヤマカタヤカード
- 年会費：
- 無料
- 優待店：
- 山形屋各店
- ポイント付与：
- 1,000円 → 1.0ポイント
- ポイント換算：
- 100円利用 → 0.5円割引
- ボーナス：
- -
ヤマカタヤカードは山形屋の利用者でも微妙な１枚・・・
ヤマカタヤカードは九州（特に鹿児島・宮崎）を中心に展開している百貨店の山形屋が発行している。発行ブランドはVISA/JCB/マスターカード/AMEXから選択できる。AMEXを選択した場合のみ、年会費3,150円が発生する。それらの加盟店でポイントが貯まる他、山形屋では別途でヤマカタヤポイントが貯まる。以下、百貨店とファッションビルで割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記２点が挙げられる。
- ・山形屋での買い物は1.5％分のポイントを獲得できる
- ・山形屋ストアでカード会員限定の割引セールとポイントセール
- ・セゾンの各種特典が付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記３点がある。
- ・山形屋ではポイント以外の特典なし
- ・ヤマカタヤポイントは山形屋のお買い物券のみに交換可能
- ・他社比較シミュレーションでは、ポイント率が低くイマイチ（後述）
まずポイントについてだが、1,000円の支払いで永久不滅ポイントが１ポイント（5円）が得られ、ポイント還元率は0.5％となる。それが山形屋での買い物は別途ヤマカタヤポイントが100円で1ポイント（1円）が貯まりポイント還元率で1.5％となる。しかし、山形屋ストア（山形屋グループで食料品を中心に販売しているスーパー）では200円で1ポイントに減額されるため注意したい。その代替か、山形屋ストアでは週代わりでカード会員限定の割引商品が存在したり、月１回のポイント５倍セールが催されている。
とはいえ山形屋・山形屋ストアの何れにしても、ポイントと割引以外に特典は存在しない。ポイント以外では、セゾンの特典、西友・リヴィンでの買い物が５％割引以外はイマイチ使い勝手が微妙だ。
次に、他社カードと年会費・ポイント還元率・入会や利用額ごとのボーナス等を比較した。
さらに年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、そこから年会費を差し引いた金額を比較した。ポイント優待店（東急なら東急百貨店、小田急であれば小田急百貨店など）での買い物は、一定の決済額毎にボーナスポイントが存在するため、その点も加味してキャッシュバック額を計算した。
・ポイントによるキャッシュバック額＝
(50万×ポイント還元率）- 年会費
・上記にポイント優待店を加味＝ 上記 +（10万円×ボーナス還元率）
| 名称 | 小田急 ポイント カード |
タカシマヤ セゾン |
タカシマヤ カード |
タカシマヤ カード ゴールド |
MI カード |
MI カード ゴールド |
DAIMARU 松坂屋 カード |
DAIMARU 松坂屋 ゴールド |
リウボウ カード |
ヤマカタヤ カード |
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| 画像 |  |
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| 年会費 | \0 | \0 | \2,100 | \10,500 | \2,100 | \10,500 | \1,050 | \7,350 | \0 | \0 |
| 入会 ボーナス |
500P | - | 抽選 | 抽選 | - | - | 1,000P | 1,000P | - | - |
| Ｐ通常店 ポイント 還元率 |
0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 0.5% |
| Ｐ優待店 ポイント 還元率 |
1.0% ※5.0% ※7.0% |
2.0% ※5.0% |
8.0% | 8.0% | 5.0% | 5.0% | 5.0% | 5.0% | 1.0% ※5.0% |
1.5% |
| Ｐ優待店 20万 ボーナス |
- | \3.0 | - | - | \7.0 | \7.0 | 20% | 20% | - | - |
| 電子マネー | PASMO | - | - | - | - | - | - | - | - | - |
| 1年50万 年会費考慮 |
\2,500 | \5,000 | \400 | -\5,500 | \400 | -\5,500 | \1,450 | -\2,350 | \2,500 | \2,500 |
| 1年50万 Ｐ優待店 10万 |
\3,500 ※\7,500 |
\7,000 | \6,300 | \2,500 | \5,400 | -\500 | \6,450 | \2,650 | \3,500 | \4,000 |
| 1年100万 Ｐ優待店 20万 |
\7,000 ※\19,000 |
\10,000 | \18,900 | \15,500 | \16,900 | \13,500 | \14,950 | \13,650 | \7,000 | \8,000 |
上図で一番右の「ヤマカタヤカード」を他社カードと比較したが、無条件で年会費無料という点では他社よりお得ではあるのだが、いかんせんポイント還元率が低い。ベースのポイント還元率の0.5％は止むを得ないとしても、肝心の山形屋でのポイント率が1.5％に留まる。一応、山形屋ストアであれば月１回のポイント５倍の日が設けられているが、いかんせん月１回では利便性で大いに疑問が残る。年会費が無料ということもあり、年間利用額で計算したシミュレーションは悪くはないが、ポイント以外に取り立てて他社より秀でた特典も無い中では、この数字は厳しい。。。
結論としては、山形屋で買い物する人でもイマイチなカードだ。とりもなおさず山形屋での買い物で得られるポイント率が1.5％では、一般的にポイント高還元率と呼ばれるカード（JACCSリーダーズカードや漢方スタイルカード）よりもポイント率が低い点が最大の理由といえる。山形屋でも、それらのカードを利用した方がお得になるため、サブカードとしても利用価値が存在しないことになる。山形屋ストアで相応に買い物をするなら検討する価値はありそうだが、それでも月１回のポイントとアップと、会員限定の割引商品が用意されているだけでは、お得度ではイマイチといえよう。
