スバルカード(富士重工業)/ カーライフの中で割引節約・ポイント獲得でのお得度の比較
- オススメ度:
- 名称:
- スバルカード(富士重工業)
- 年会費:
- 1,750円(税抜き)
- ETC年会費:
- 無料
- ポイント率:
- 0.5%
- ETC/給油特典:
- -
- 入会ボーナス:
- -
スバルカード(富士重工業)はスバル車のオーナーは必携のカードだった!
スバルカード(富士重工業)は、スバル車のオーナー向けに各種特典があるカードだ。他社の自動車メーカー系のカードと異なり、ゴールドカードが存在していない。スバル関連の特典の他にVISAの加盟店で買い物をすればポイントも貯まる。
貯めたポイントはすばるではなくニコスの管轄となる。ニコスを通じてポイントを食べ物・家電などの商品との交換できる他、マイレージ等の他のポイントとも交換できる。以下でスバルカードのメリット・デメリット、さらに他のカードと比較して価値があるか?必要か不要か?を考えてみる。
まずスバルファン(スバリスト)に嬉しいのはカードデザインが選べるようになった点だろう。以前は無機質だったデザインだが、今はロゴである6 STARSから往年の名車であるSUBARU360、さらにはスバルの技術の結集である水平対抗エンジンのBOXERから選べる。昔のカードデザインの人も会員番号は同じで変更できるのも良い点だろう。
カードに付帯するサービスは販売店でパーツ・整備代金が5%割引になるのも大きいが、1番大きいメリットは年1回のエンジンオイルの無料交換だろう。これは今でも他社のカードには無いサービスだ。エンジンオイルは自前で交換するにもオイル代で千円程度、ディーラーなどで交換するなら数千円は覚悟する必要がある。これだけでも年会費の元は取れる計算だ。STI(SUBARU テクニカ インターナショナル)のグッズは10%割引きになるが、パーツについては5%割引のため注意が必要だ。
その一方でポイントはニコスのポイントという点はデメリットでもある。ポイントは1,000円で1ポイント(5円相当)で還元率は0.5%で、各種商品等に交換できるがスバル関連の商品・サービスは無い。割引に方針を振っているため当然ではあるが、特にスバルで買い物をしてもポイントで優遇されることはない。
次に、下図でカーライフ全般でお得といわれるクレジットカードを、年会費・ポイント還元率・特定の優待店(自動車関連)での特別還元率・ガソリンの割引率などを比較した。さらに、年間50万円を利用して年会費を差し引いた額、それが特定の優待店であった場合、さらに年間50万円に加えて月1万円(年間12万円)分の給油をした場合にポイントで得をする金額をシミュレーションして比較した。ガソリン価格はリッターあたり150円を想定した。
上図で1番右の"スバルカード"を他社と比較すると、年会費はノーマルカードにしては僅かに他社より高額だが、そのわりにポイント還元率は低い。ただし、特別還元率(このカードの場合には車検・パーツ購入時の5%割引き)は他社よりも有利になっている。付帯するサービスを見ると、ガソリン割引・ロードサービスなどは付帯していないものの、前述したエンジンオイルの交換・海外旅行保険(利用付帯)に加えて、事故時にシートベルトを着用していれば最大500万円まで補償されるシートベルト保険が付帯している点で評価できる。1年50万円利用のシミュレーションでは、普通にVISA加盟店で利用する分には厳しい数字だが、5%割引を駆使すれば他社カードよりも明らかに得になるという結果となった。
結論としては、スバル車のオーナーなら間違いなくオススメできそうだ。パーツ購入の5%もさることながら、年1回のエンジンオイルの交換を加味すれば年会費も相殺できる。その一方で、自動車の購入時にカード払いをしてポイントを一気に貯めて解約といった方法には向いていない。あくまでスバル車のオーナーにお得なカーライフを提供するのがメインだ。そうはいってもロードサービスが付帯していないため、自動車保険やJAF等に加入してカバーする必要がある。