みずほマイレージクラブカード ANA/ ANAマイレージを貯める効率・還元率比較
- オススメ度:
- 名称:
- みずほマイレージクラブカード/ANA
- 年会費:
- 無料
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- 100円 → 1ポイント
- マイル還元:
- 100円 → 1マイル
- ボーナス:
- -
みずほマイレージクラブカード/ANAはサブなら利用価値は十分アリ!
みずほマイレージクラブカード/ANAは、みずほ銀行に口座を持つ人のみ保有できるカードで、みずほ銀行関連の特典と共にANA関連の特典も付帯している。発行ブランドはUCのマスターカードのみで、UCカードの特典も付帯している。買い物では永久不滅ポイントが貯まり、それをANAマイルに交換する形になる。以下では他のANA系カードと比較する。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・買い物で永久不滅ポイントが貯まりANAマイルに交換可能
- ・パートナー企業での買い物でポイント倍増(WEB除く)
- ・みずほ銀行のATM及びコンビニATMの時間外手数料が無料/みずほ間の振込手数料が無料
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・永久不滅からANAへの交換レートが悪い
- ・ANAでの搭乗ボーナスや継続ボーナス等が存在しない
- ・他社比較のシミュレーションでは、他カードよりANAマイルを貯める効率は悪い(後述)
まずマイルについてだが、1,000円利用で永久不滅が1ポイント貯まり、100ポイントで350マイルに交換できる。これを100円換算すると0.35マイルが貯まることになる。ANA系カードでは100円で1マイルに設定されたものが多いため明らかに効率が悪い。ただ、パートナー企業での買い物で多少はカバーもできる。例えば、ヤマダ電機・ビックカメラといった家電量販店から、東武百貨店・ENEOS・ヤナセ・白洋舎と生活に関する幅広い店舗でポイント2~6倍の上乗せがある。6倍になるのは日比谷花壇のみのため、実質はポイント2倍になると考えた方が現実的だ。同様にedyでの支払いは200円で1マイル、マイルが倍増される店舗(紀伊国屋・マツキヨ・ニッポンレンタカー等)であれば200円で2マイルになり並程度の数字になる。
また、みずほ銀行の特典では、同行とコンビニATMの時間外手数料が無料となる。無料になる回数制限もない点は評価できる。さらに、みずほ銀行の本支店宛の振込みが無料に加え、口座の残高が50万円以上なら他行宛の振込みも3回までは無料になる。ネット専業銀行にも劣らない素晴らしい特典だ。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルを貯める効率(マイル換算率・マイル還元率)・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間で50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、ANAグループ店で10万円を50万に追加利用した場合、50万の利用に東京・札幌間を1往復した場合を比較した。
上図で1番右のみずほマイレージクラブカード ANAを他社と比較すると、ANAの名称が付くカードの中では年会費が無料の貴重なカードだ。ただ、いかんせんマイルを獲得する率が0.35%と悪い。他社カードの約3分の1のペースでしかANAマイルが貯まらない計算だ。前述した大半のパートナー企業でも0.7%までしか上昇せず、他のANA系カードよりも低い。この数字では厳しく、各種ボーナスも存在していない点でも他社カードとの差は広がる要素になっている。ただ、edyは搭載されているため、その点では他社にヒケを取ることはない。ただ、年間利用額・東京札幌間の旅行を加味したマイルの計算では、ANAフィナンシャルカードは別格にして、他社カードよりも獲得できるANAマイルは明らかに少ない。
結論としては、とかく効率的にANAマイルを貯めたいにはオススメできない。それよりもサブカードとしての位置づけでオススメしたい。みずほ銀行に口座を持っていれば、既述の通りメリットは相応にある。あくまでサブカードにして、メインで貯めるカードが加盟店等の関係で使えない場合などに利用するのが賢明だ。パートナー企業でも2~3倍以上であればマイルで他社より損しないため、随所にメインとは異なり使ってもいいかもしれない。