ANA VISAワイドゴールドカード/ ANAマイレージを貯める効率・還元率比較
- オススメ度:
- 名称:
- ANA VISAワイドゴールドカード
- 年会費:
- 14,700円
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- 1,000円 → 1ポイント
- マイル還元:
- 100円 → 1マイル
- ボーナス:
- 入会時2,000マイル・継続時2,000マイル
ANA VISAワイドゴールドカードは電子マネーを使わないならオススメ!
ANA VISAワイドゴールドカードカードは、ANAとVISAの提携カードの1つで、2012年現在では、ANAとVISAの提携カードの中では最も年会費が高額なカードだ。ちなみに、JCBとダイナースにはANAプレミアムカードという年会費が5万円以上のカードが存在しているが、VISAではプレミアムカードは現在のところは発行はされていない。年会費はWeb明細とリボ登録で4,000円程度の割り引きが受けられるため、ゴールドにしては安価な年会費で保有することができる。
さて、このカードを利用するにあたって注目すべきサービスは下記2点が挙げられる。
- ・エアポートラウンジを無料で利用可/ビジネス専用カウンターの利用
- ・海外/国内旅行傷害保険は自動付帯(VISAで航空券を購入する必要なし)
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・EdyやSuica等の電子マネーのチャージではマイルは貯まらない
- ・ポイント有効期限は最長2年(+マイル有効期限3年)
- ・他社比較のシミュレーションでは、マイル取得の効率はトップ(後述)
このカードの特徴だが、海外/国内旅行の際には空港ラウンジが利用可能、さらにANA 国際線を利用時にはビジネスクラスのカウンターを利用でき、混雑を回避できるメリットがある。また、VISAで航空券を購入しなくても保険は自動付帯になる。死亡・傷害・疫病・携行品損害でも保険が適用されるのはありがたい。ただ、これらのサービスは他のANAカードにも付帯されているため注意したい。
さらに、このカードでEdy・Suica・ICOCAのチャージはできるが、マイルを貯めることはできないため注意が必要だ。他社カード(ワイドゴールド含む)ではEdyかSuica/ICOCAのどちかかであれば、付与率は減額されるがマイルが獲得できるため、このカードの最大のネックと言っていい。また、ポイントの有効期限は2年で、マイルの有効期限の3年を足しても最長で5年しか貯められないため注意したい。アメックスなどの他社ではポイント有効期限が無期限のカードもあるだけに残念だ。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルを貯める効率(マイル換算率・マイル還元率)・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間で50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、ANAグループ店で10万円を50万に追加利用した場合、50万の利用に東京・札幌間を1往復した場合を比較した。
上図の通り、ANA VISAワイドゴールドカードは他社カードと比較すると、初年度こそANAアメックスゴールドに劣るが、次年度以降はマイル獲得の効率が最も優れている。上記の算出では年会費の割引きサービスは考慮していないため、割引きサービスを適用すれば、さらに効率は良くなるはず。ただし、EdyかSuicaユーザーであればJCBのワイドゴールドかANAアメゴールドの方が効率が良い可能性はある。加盟店での買い物を加味すると、他のANA提携カードと同様にANAグループショップでの買い物で2倍のマイルは獲得できる。ANAの搭乗ボーナスも他社同様に25%で留まっている。
結論としては、電子マネーを一切使用しない人であれば、最も効率が良くマイルを貯められるカードのためオススメできる。また、海外でもストレスなく使用できることを考えれば、JCBのワイドゴールドカードよりも使い勝手は良い。
ただし、Edyを使用している(使用する予定)、もしくはSuica/ICOCAを使用している(使用する予定)人はこのカードではマイル獲得数が他社カードを下回る可能性が高い。そのため、ANA JCBワイドゴールドかANAアメックスゴールドを検討したい。具体的な数字としては、Edyを年間で400円以上使用するのであればANA JCBワイドゴールドを、Suica/ICOCAを年間で2万円以上は使用するのであればANA アメックスゴールドを検討したい。条件を満たせばマイル獲得数で、このカードを上回る可能性が高い。