ANA VISAプラチナ プレミアムカード/ ANAマイレージを貯める効率・還元率比較

- オススメ度:
- 名称:
- ANA VISAプラチナ プレミアムカード
- 年会費:
- 84,000円
- マイル移行費:
- 無料
- ポイント付与:
- 1,000円 → 1ポイント
- マイル還元:
- 100円 → 1.5マイル
- ボーナス:
- 入会/継続時に10,000マイル
ANA VISAプラチナ プレミアムカードは驚異のペースでマイルが貯まる?
ANA VISAプラチナ プレミアムカードはANA VISAゴールドカードの上位カードとして誕生したカードで、VISAのプラチナカードでもある。日本国内ではVISAカードの大半を三井住友カードの管轄で、このカードも三井住友カードのプラチナデスクを経由して申し込むことになる。以下では他のANA系カードと比較する。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・普段の買い物はANAノーマルカードの1.5倍のマイルでANAグループ店ならマイルが2倍
- ・入会/継続時に10,000マイルが獲得できる
- ・VISAのプラチナサービスが付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・とにかく年会費が高額
- ・VISAのワールドポイントとANAマイルの有効期限を合算しても最長7年しか貯められない
- ・他社比較すると、基本のマイル還元率は高く継続ボーナスマイルも大きい(後述)

まずマイルについてだが、1,000円でVISAのワールドプレゼントポイントが1ポイントが貯まり、その1ポイントは15マイルに交換できる。100円利用で1マイル(還元率では1.5%)となるが、これはANA系ノーマルカードの1.5倍の数字だ。年会費は8万円と高額だが、カード中心の生活をしているようなら、それに見合った対価になる可能性は十分にある。カード継続時の10,000マイルや搭乗ボーナスマイルの50%上乗せも、他プレミアカードと同等に付帯している。
ポイント以外では、VISAのプラチナデスクで電話1本で24時間365日で旅行・ゴルフ・レストランの予約を代行してくれる特典の他、ANA国内ラウンジが無料利用できるのが大きい。これは通常はANA会員でも有料かマイルなどを消費しないと利用できないラウンジで、ソフトドリンクやアルコールが提供され、各地の名産品のサービスも存在する。カードラウンジよりも豪華なラウンジで搭乗までの時間を潰せるのは有難い人も多いはずだ。
次に、他社カードと年会費・移行費・マイルを貯める効率(マイル換算率・マイル還元率)・各種ボーナス・電子マネー等を比較した。さらに年間で50万円を使用した場合のマイルの貯まり方、ANAグループ店で10万円を50万に追加利用した場合、50万の利用に東京・札幌間を1往復した場合を比較した。

上図では1番右のANA VISAプラチナ プレミアムカードを他カードと比較した。当然ながら年会費はノーマルカードよりも高額だが、プレミアムカードの中では中間の額だ。また、年会費が高額なだけあって、マイル還元率も1.5%と高く、他カードよりもカード利用額が大きければ得られるマイルは単純に大きくなる。それに加えて破格の継続ボーナスマイルもあり、金に糸目をつけなければ、とにかくマイルは貯まることは明白といえる。
ANA系のノーマルカードと比較すると、初年度で最大3倍、次年度以降でも最大3倍、旅行を加味しても搭乗ボーナスが大きく最大3倍近くマイルが貯まる。ANAを利用している人も、陸マイラーでも数字面では最強と言っていいだろう。
結論としては、金(年会費)に糸目をつけない人でANAマイルを貯めたいならオススメだ。基本のマイル還元率が高い点からも、とかくスーパーでもコンビニでも利用すればマイルは貯まる。Edyでもマイルが貯まるのは他カードにもありマイル率も同等だが、マイルの獲得漏れをなくす意味では心強い。ここまで年会費をかけるなら、その年会費分を使って旅行に行った方が手っ取り早い感も否めないが、各種特典も考慮して8万円の年会費に価値を見出せるなら、決して悪くはない選択といえるだろう。