東京海上日動あんしん生命 家計保障定期保険/ 収入保障保険の保険料・返戻率・保証期間・保障を評価 レビュー

東京海上日動あんしん生命 家計保障定期保険
オススメ度:
1
保険会社:
東京海上日動あんしん生命
名称:
家計保障定期保険
契約年齢:
20~50歳
保険期間:
60・65歳
返戻率:
3,058% ※30歳契約
特徴:
お給料のように死亡保険金を毎月受け取れる定期保険

東京海上日動あんしん生命 家計保障定期保険は保険料が高く厳しいか!?

※この保険は「家計保障定期保険NEO」にバージョンアップしました。
家計保障定期保険は東京海上日動あんしん生命の収入保障保険で、この保険以外に五大疾病・介護までカバーする家計保障定期保険(就業不能プラン)も存在する。以下、前者の家計保障定期保険の概要を記載し他社の収入保障保険と比較する。

東京海上日動あんしん生命 家計保障定期保険の仕組み・保険料・保険期間・月払給付金・死亡保険金など

この保険は契約者が死亡ないしは高度障害となると給付金が毎月受け取れる。収入保障保険の共通点だが、長生きするほど保障が目減りし最終的には消滅する点に注意したい。また、他社と同じく月額ではなく一括で給付金を受け取ることも可能だが、その際には保険会社が資金を運用する期間が短くなるため月額で受け取るよりも総額で20%ほど減額される点も覚えておきたい。

この保険に限っては基本保障は他社と大差が無く、特に何らかのオリジナリティの保障はない。特約で三大疾病になると以後の保険料の払い込みが免除される特約があるが、初期ガンともいえる上皮内新生物が対象外のため利用価値は半減している。付加するのを見送るのも手だろう。

次に下図では各社の収入保障保険を、加入できる年齢・保険期間・月額の給付金・支払い保証期間に加え、付加できる特約・割引制度などで比較した。参考までに苦情率(苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表)を算出し顧客満足度を図る参考指標とした。さらに給付金額を月額20万円で契約した場合の保険料を30・40・50歳の男性で比較し、各々15年後・10年後・8年後に死亡した場合の返戻率(支払った保険料が何%で戻るか)でも併せて比較した。

名称 メットライフ
家族
アクサ
カチッと
AIG
収入保障
チューリッヒ
収入保障
オリックス
Keep
三井住友
あいおい
東京海上
家計保障
損ジャ
日本興亜
T&D
家計
加入年齢 20~60歳 20~60歳 23~60歳 20~70歳 23~55歳 18~55歳 20~50歳 20~70歳 20~74歳
保険期間 60/65歳 55~70歳 50~70歳 55~90歳 55~65歳 60/65歳 60/65歳 1歳刻み 50~70歳
給付金額
(月額)
10~20万 5万~ 5~25万 5~33万 10~20万 10~30万 10~20万 5万~ 10万~
支払い
保証期間
5年 2・5年 2・5・10年 1~10年 1・5年 2・5年 1年 - 1・2・5年
特約
割引
三大疾病 災害割増 レスキュー
優良体割引
ストレス
三大疾病
優良体割引
- 無事給付金
健康割引
三大疾病 だんだん
健康割引
三大疾病
健康割引
三大疾病
苦情率 0.77% 0.22% 0.24% 0.42% 0.42% 0.24% 0.33% 0.17% 0.45%
保険料
返戻率
30歳
\6,460
3,095%
\3,738
3,477%
\4,520
4,424%
\4,400
4,545%
\3,390
4,084%
\4,606
4,342%
\6,540
3,058%
\4,580
4,366%
\4,420
4,524%
保険料
返戻率
40歳
\7,500
2,666%
\6,306
2,061%
\5,340
3,745%
\4,860
4,155%
\4,780
3,661%
\5,502
3,635%
\8,040
2,487%
\5,080
3,937%
\4,820
4,149%
保険料
返戻率
50歳
\10,740
1,629%
\4,739
2,400%
\9,030
1,937%
\8,460
2,068%
\10,800
1,620%
\8,708
2,009%
\11,040
1,585%
\8,780
1,993%
\5,840
2,996%
収入保障保険の保障・保険料の比較表(メットライフ生命 家族のあんしん・アクサ カチッと・AIG収入保障・チューリッヒ・オリックスKeep・三井住友あいおい・東京海上 家計保障・損ジャ日本興亜・TDフィナンシャル家計)

上図で右から3番目の東京海上日動あんしん生命 家計保障定期保険は、加入できる年齢・保険期間・給付金額は他社と大差は無い。一点、支払い保証期間で2・5・10年といった複数年が選択できない点がある。現役時期の掛け捨ての保障と割り切れる人なた問題ないが、限りなく保障を拡大させたいような人はは覚えておいても損はない。特約・割引では前述した三大疾病特約以外には目立った点はないが、メディカルアシスト・健康の電話相談・人間ドック優待割割引といった東京海上あんしん生命の共通サービスは利用できる。

保険料は他社と比較して高額な部類に入る。健康割引といったリスク細分化やネット系の価格には及ぶべくもない額だ。同じ対面が主力の三井住友・損ジャ日本興亜と比較しても高く、これでは。。。

結論としては保険料が高く特にオススメする保険ではない。もちろん、保険料以外で金銭以上の価値があれば話しは別だが、それも見受けられない以上は他社を押しのけてまで優先すべきとは言えない。大人しく他社の保険料が安い保険か、自由度が高く自分の都合に合わせられる収入保障保険を選択した方が賢明だ。