山形銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

- オススメ度:
- 社名:
- 山形銀行
- 創業:
- 明治29年(1896)
- 本店:
- 山形市七日町三丁目1番2号
- 展開地域:
- 山形県他
- 総資産:
- 2兆3,124億円(2013年現在)
- 自己資本比率:
- 13.5%
山形銀行はインターネットかATMで定期預金を組めば!
山形銀行は1896年に設立した両羽銀行を起点とし、総資産額の2兆円超は、他の山形県に本店を置く荘内銀行・きらやか銀行の2倍の規模を誇る。山形県内でのシェアは、預金・貸出金共に30%程度で、トップシェアを維持している。近年の業績は、預金・貸出金は微増だが、純利益は伸び悩んでいる。業務利益は伸びつつあるが、与信費用などが膨らんでいるようだ。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は13.5%で、他の山形県に本店を置く荘内銀行の8.0%、きらやか銀行の9.1%を上回る。全国の地銀の平均は11%のため、全国でも平均以上の財務内容といえる。

最近では他の地銀と同様に、保険や投資信託の販売・個人向けローンの拡大等に注力しているようだ。また、クレジット一体型のキャッシュカードやポイントサービスでの特典なども、他行と同様だ。
また、他行とのATMの相互無料化は進んでおり、「FYネット」できらやか銀行、「MYキャッシュポイント」で七十七銀行と東邦銀行、「ぐるっと花笠ネット」で山形信金などの信用金庫と提携し、基本的に平日昼間であれば出金手数料が無料になる。コンビニでもセブン・ローソン・E-NETとも提携しているが、こちらは手数料アリとなるため注意したい。
さて下図では、山形県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 山形銀行 | 荘内銀行 | きらやか銀行 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% ※0.25% |
0.03% ※0.20% |
0.03% ※0.30% |
0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% ※0.25% |
0.04% ※0.20% |
0.04% ※0.30% |
0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% | 0.06% ※0.20% |
0.06% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
1.5% ※3ヶ月 |
-% | 1.5% ※3ヶ月 |
- | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~3.0% | ~3.0% | ~3.0% | ~4.2% | ~3.0% | ~3.6% | ~3.6% |
振込み手数料 (同銀行) |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
105円※ 315円※ |
無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
188 | 153 | 210 | 397 | 1 | 1 | 0 |
コンビニ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |

上図の通り、山形銀行の定期預金の金利は、山形県内では通常は他行と横並びの金利だが、インターネットかATMから定期預金を申し込むことで、金利が上乗せされる。ただ、きらやか銀行がキャンペーン中の場合には金利で劣るため注意したい。また、ネット・ATM定期では預け入れ金額が1,000万円以下に設定されているため、1,000万円以上となると、荘内銀行・みずほ銀行を利用した方がお得だ。さらに、退職金専用定期預金では特別金利が適用されるが、この場合には0.1%ではあるが、みずほ銀行の方がお得になる。いかんせん山形県内には、みずほ銀行は1店舗しか存在していない点がネックではあるが。。。その他、住宅ローン・手数料では横並びでメリットは無い。振込みをする場合には、ゆうちょやネット専業の銀行を利用した方が明らかにお得だ。
結論としては、きらやか銀行のキャンペーン期間外、もしくは預け入れ金額が1,000万円以上であれば、山形銀行での定期預金はオススメだ。ただし、インターネットから申し込む必要があるため注意したい。インターネットが不安な場合はATMを利用しても金利は上乗せされる。その他の数字でも、特別にメリットは無いが、強いて挙げれば、提携銀行が多いため東北の他県への出張や旅行が多い人は、手数料が節約できるメリットがあるかもしれない。