きらやか銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- きらやか銀行
- 創業:
- 平成19年(2007)
- 本店:
- 山形県山形市旅篭町三丁目2番3号
- 展開地域:
- 山形県他
- 総資産:
- 1兆3,428億円(2013年現在)
- 自己資本比率:
- 9.1%
きらやか銀行の定期預金はキャンペーンで金利上乗せ中なら優秀!
きらやか銀行は2007年に殖産銀行と山形しあわせ銀行が合併して誕生した銀行で、総資産額の1兆円は、他の山形県に本店を置く山形銀行の半分程度だが、荘内銀行に迫る規模を誇る。一時期は公的資金注入などの財務脆弱化が問題となったが、2012年には仙台銀行との経営統合が決定しており、財務基盤の強化を計り相乗効果が期待されている。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.1%で、他の山形県に本店を置く山形銀行の13.5%は下回るが、荘内銀行の8.0%は上回る。全国の地銀の平均は11%で全国でも平均以下の数字だ。
最近ではキャンペーンで金利がアップする、花笠定期預金やサンクス定期預金の他、女性専用のお取り寄せスイーツなどがプレゼントされる定期預金もリリースしている。このスイーツの定期預金は、どうやら公表のようで、第4弾まで延長されている。
また、他行とのATMの相互無料化は活発で、山形銀行との「ふるさと山形ネット」、仙台銀行・福島銀行などとの「東北おむすび隊」、山形信金・米沢信金などの信金との「ジョサネット」があり、平日昼間は出金が無料となる。コンビニでもセブン・ローソン等とも提携しているが、こちらは手数料アリとなるため注意したい。
さて下図では、山形県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 山形銀行 | 荘内銀行 | きらやか銀行 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% ※0.25% |
0.03% ※0.20% |
0.03% ※0.30% |
0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% ※0.25% |
0.04% ※0.20% |
0.04% ※0.30% |
0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% | 0.06% ※0.20% |
0.06% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
1.5% ※3ヶ月 |
-% | 1.5% ※3ヶ月 |
- | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~3.0% | ~3.0% | ~3.0% | ~4.2% | ~3.0% | ~3.6% | ~3.6% |
振込み手数料 (同銀行) |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
105円※ 315円※ |
無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
188 | 153 | 210 | 397 | 1 | 1 | 0 |
コンビニ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、きらやか銀行の定期預金の金利は、山形県内では通常は他行と同金利だが、キャンペーン期間中の金利上乗せ商品(想いつなぐ定期など)であれば他行よりも有利な金利になる。ただ、この際には金利適用期間が1年程度に短縮される点に注意したい。また、金額でも1,000万円以下との制限がある点も併せて注意したい。また、退職金専用の定期預金でも同様に金利が上乗せされるが、この場合には山形銀行と同金利であり、さらに0.1%ではあるが、みずほ銀行よりも低金利になる。その他の数字では特に目立ったメリットのある数字は存在しない。逆に、きらやか銀行間の振込みで3万円以上の振込みをする際には、100円だが他行よりも高額な点が挙げられる。
結論としては、きらやか銀行での定期預金は、キャンペーン中であれば他行より金利が高くオススメだ。ただし、大抵のキャンペーン商品の募集期間は3ヶ月程度のため、キャンペーン休止中となると、途端に山形銀行・荘内銀行の方が金利が有利になる。また、預け入れ金額が1,000万円以上となると、荘内銀行の方が高金利なため、預け入れ金額次第では他行を選ぶ柔軟さが必要になりそうだ。