富山銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

富山銀行ロゴ
オススメ度:
1
社名:
富山銀行
創業:
昭和29年(1954年)
本店:
富山県高岡市守山町22番地
展開地域:
富山県他
総資産:
4,002億円(2013年現在)
自己資本比率:
9.3%

富山銀行は自行のATMで時間外でも出金手数料が無料という以外は!

富山銀行とは、昭和29年に設立された富山産業銀行が起点の銀行だ。総資産の4,000億円は地銀としては非常に規模が小さい。近年の業績は、預金は横バイだが企業への貸出金は増額傾向にある。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.3%で、他の富山県に本店を置く北陸銀行の11.3%、富山信用金庫の17.0%を下回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容が良いというわけではない。

富山銀行の各種サービス

最近では、富山銀行で年金受給している人向けに、クルーズ船や温泉旅行の企画や、定期預金でも金利上乗せなどがされる「とやま年金ゆめ倶楽部」などを展開している。スピーディにカードローンが組める「スピード王」などもリリースされた。

一方で、他の地銀などとの提携は進んでいるわけではない。しかし、ゆうちょ銀行であれば平日休日・昼間夜間を問わず出金手数料が無料になっているのが大きなメリットだろう。イオン銀行でも平日昼間であれば、出金手数料が無料になるのは大きい。ただし、コンビニでの利用には一抹の不安もあるのは確かだ。

さて下図では、富山県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 富山銀行 北陸銀行 富山信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.05% 0.05% 0.05% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
-% 1.0%
※3ヶ月
0.5%
※6ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.1% ~3.6% 1.6%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
210円※
105円※
210円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
525円※
315円※
525円※
420円※
630円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料 無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
107 194 61 290 2 1 0
コンビニ
富山県の定期預金の比較表(富山銀行・北陸銀行・富山信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、富山銀行の定期預金の金利は、他行と比較すると横並びの金利だ。退職金で定期預金を組む場合だが、他行のように特別金利が適用されないのが痛い。以前まで存在していた退職金キャンペーンが復活するのを待つしかない。住宅ローン金利は、地味に金利の最高値が他行よりも低く、もしかすると他行よりも有利な金利が引き出せる可能性がある。もちろん、住宅ローンのキャンペーンがあれば、それに乗った方が更にお得になる。また、振込み手数料を他行と比較すると他行と同額でメリットはない。ただ、ATMの出金手数料は富山銀行のATMを利用する限りは時間外手数料もなく無料で、これは富山県内では貴重だ。さらに、前述したように、ゆうちょ銀行でも無料で利用できるのは大きなメリットだ。

結論としては、富山県内で定期預金を組むには金利面で薦められない。しかし、同銀行のATMであれば出金手数料が無料、さらに店舗数が格段に多いゆうちょ銀行でも出金手数料が無料という点を活かして、富山県内でのメインバンクとして利用するのはメリットがありそうだ。