北陸銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

北陸銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
北陸銀行
創業:
明治10年(1877年)
本店:
富山県富山市堤町通り1丁目2-26
展開地域:
富山県他
総資産:
6兆790億円(2013年現在)
自己資本比率:
11.3%

北陸銀行は退職金で組む定期預金の特別金利以外のメリットは薄いか?

北陸銀行とは、明治10年に設立された金沢第十二国立銀行を起点としている銀行だ。総資産の6兆円は全国の地銀の中でも10位前後に入る規模で、当然ながら富山県内でも随一だ。北陸三県のシェアでもおよそ3分の1を占めている。また、北陸銀行は北海道銀行・北銀リース・北陸カードなどと「ほくほくフィナンシャルグループ」を設立している。グループとしての規模であれば、全国で8位の規模を誇る。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は11.3%で、他の富山県に本店を置く富山銀行の9.3%を上回るが、富山信用金庫の17.0%には及ばない。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えると平均レベルといっていいだろう。

北陸銀行のポイントサービス

最近では、他行と同じように、給与受け取りや年金受け取りをすることでポイントが貯まり、ATMの時間外手数料やコンビニでの出金手数料を無料にするサービスを展開している。その他、ローンプラザを増設するなど、個人向けローンの増加も狙っている。

また、他の地銀との提携も進めており、北海道銀行・横浜銀行・大垣共立銀行のATM出金を相互無料化している。北海道銀行であれば、同グループということもあり、振込みに関しては他行への振込みよりも安価になっている。

さて下図では、富山県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 富山銀行 北陸銀行 富山信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.05% 0.05% 0.05% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
-% 1.0%
※3ヶ月
0.5%
※6ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.1% ~3.6% 1.6%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
210円※
105円※
210円※
105円※
210円※
無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
315円※
525円※
315円※
525円※
420円※
630円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料 無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
107 194 61 290 2 1 0
コンビニ
富山県の定期預金の比較表(富山銀行・北陸銀行・富山信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、北陸銀行の定期預金の金利は、富山県内の他行と比較すると横並びでメリットがない。ゆうちょ銀行の店頭申込みの方が有利で、みずほ銀行のインターネットバンキングであれば更に高い金利を享受できる。退職金で定期預金を組むと適用される特別金利も富山県内では横並びだが、みずほ銀行の方が有利だ。また、振込み手数料を他行と比較すると完璧に同額で、手数料で競うという概念がない体たらくが露見している有様だ。出金手数料は前述のポイントサービス以外にメリットはない。

結論としては、富山県内で退職金で定期預金を組むなら悪くは無いが、県内での店舗数が少ないのがネックではあるが、みずほ銀行も検討したいところだ。手数料を考えるなら、ゆうちょ銀行も悪くない。金利面で厳しい以上は、北陸銀行の特段のメリットとなると他県の地銀との提携ぐらいしか。。。