徳島銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

徳島銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
徳島銀行
創業:
大正7年(1918年)
本店:
徳島市富田浜1丁目16番地
展開地域:
徳島県他
総資産:
1兆2,517億円(2012年現在)
自己資本比率:
8.9%

徳島銀行は定期預金の金利は他行と同等か劣るため微妙なところ!

徳島銀行とは、大正7年に設立された富岡無尽を起点としている。総資産は徳島県で阿波銀行に次ぐシェアを誇るが、徳島銀行の半分程度の規模だ。ただし、2010年に徳島銀行と香川銀行が経営統合したトモニホールディングを設立しているため、ホールディングとしては、阿波銀行を上回る規模となる。近年の業績は、2009年に大幅な利益の減少はあったが、ここ2~3年はプラスに転じている。預金・企業への貸出金は、ほぼ横バイで成長は鈍化し苦戦しているようだ。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は8.9%で、他の徳島県を中心に展開する阿波銀行の12.4%には劣るが、徳島信用金庫の7.4%と同等だ。ただし、全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で比較すれば、その財務内容は一歩劣ったレベルといえる。

徳島銀行の各種金融商品

最近では、トモニホールディングが設立した記念に香川銀行と共同で「新規給与振込みキャンペーン」でギフトカードをプレゼントし新成人を取り込んだり、設立1周年定期預金キャンペーンを展開している。しかし、両者とも金利アップや手数料優遇といったサービスでは無く、利用者には大きなメリットは無いだろう。

また、他行との相互利用無料化が進んでおり、同じホールディングである香川銀行のATMも、徳島銀行と同様に平日昼間はATMの出金手数料が無料になる。さらに「4 You NET(フォーユーネット)」で愛媛銀行・高知銀行でも平日昼間のATM出金手数料が無料になっている。イオン銀行でも平日昼間はATM出金手数料が無料となっているのはありがたい。

さて下図では、徳島県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 徳島銀行 阿波銀行 徳島信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.06%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
※3ヶ月
0.25%
※3ヶ月
0.2%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.3% 3.3% 3.3%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
367円※
262円※
367円※
262円※
367円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
169 218 39 234 1 1 1
コンビニ
徳島県の定期預金の比較表(徳島銀行・阿波銀行・徳島信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、徳島銀行の定期預金の金利は他行と似たりよったり。定期預金を組むには金利面でのメリットは無い。退職金で定期預金を組む場合には特別金利が適用され、0.4%(3ヶ月)まで金利が上昇するが、みずほ銀行であれば1.6%(3ヶ月)になるため、やはり金利では劣ってしまう。住宅ローン金利も他行と基本は横並びで、キャンペーン次第となる。一方で、各種手数料はメガバンク・ゆうちょ銀と比較すると比較的高額だが、振込み手数料が無料なのは徳島銀行間だけではなく、同ホールディングの香川銀行に振り込む際にも無料となるため、他行よりも有利な面はある。

結論としては、徳島県内で定期預金を組むには金利が低い(or同等)ためオススメできない。ただ、みずほ銀の場合はインターネット口座になるため、それが不安なら徳島銀行を使う手はある。退職金で特別金利を得たい場合も、みずほ銀行は徳島県内に1店舗しか存在していないため、その意味で徳島銀行を利用する意義は十分にある。また、四国内の他銀行とのATM出金手数料が相互無料化が進んでいるため、四国内での移動(通勤)が多い人には利便性はあるかもしれない。