阿波銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

阿波銀行ロゴ
オススメ度:
1
社名:
阿波銀行
創業:
明治29年(1896年)
本店:
徳島市西船場町二丁目24番地の1
展開地域:
徳島県他
総資産:
2兆7,279億円(2012年現在)
自己資本比率:
12.4%

阿波銀行は店舗ATMに加え提携ATMも多いが金利メリットは無い!

阿波銀行とは、明治29年に設立された久次米銀行の一部を引き継いだ阿波商業銀行を起点としている。総資産は徳島県でトップで、預金では県内の4割、企業への貸出金で5割弱でトップシェアを誇る。近年の業績は、預金こそ順調に伸びているが、貸出金は減少傾向にある。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は12.4%で、他の徳島県を中心に展開する徳島銀行の8.9%、徳島信用金庫の7.4%を大きく上回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で比較すれば平均レベルだが、利益が苦しくとも当面は安定した経営ができそうではある。

阿波銀行の各種サービス・金融商品

最近では、あわぎん証券プラザを開設して金融商品仲介業務を拡大するなど、投信や保険の窓口販売/営業を強化しているようだ。そこから伸び悩んでいる利益の拡充を図っているのか。。。

また、他行との相互利用無料化が進んでいるが、徳島銀行とは異なるネットワークを構築している。阿波銀行は四国内の4行である伊予銀行・百十四銀行・四国銀行と四国地銀4行提携を結んで、平日昼間のATMの出金手数料が無料になっている。コンビニやゆうちょとも提携はしているが、無料というわけではないため注意したい。

さて下図では、徳島県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 徳島銀行 阿波銀行 徳島信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.06%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
※3ヶ月
0.25%
※3ヶ月
0.2%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.3% 3.3% 3.3%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
367円※
262円※
367円※
262円※
367円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
169 218 39 234 1 1 1
コンビニ
徳島県の定期預金の比較表(徳島銀行・阿波銀行・徳島信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、阿波銀行の定期預金の金利は店頭表示で比較はできない。一方で、退職金で定期預金を組む場合には特別金利が適用されるが、0.25%(3ヶ月)まで金利が上昇するが、みずほ銀行であれば1.7%(3ヶ月)になるため金利では劣る。住宅ローン金利も、他行は特別キャンペーンなどを積極的に展開しているため数字面では厳しい。また、各種手数料は他行と比較すると比較的高額だが、3万円以上の場合には数十円だが安価になっている。ATM出金手数料はクレジットカード一体型であれば、時間外でも無料になるが、他行はその必要もないため、やはり一歩劣る。

結論としては、徳島県内での定期預金は比較できず、退職金で特別金利を得たい場合は他行よりも金利で劣るためスルーして問題ない。また、徳島県内で最大のシェアを持つ銀行ではあるが、大きなメリットは店舗数ぐらいのもので、時間外手数料もキッチリ徴収してくるため、入出金を頻繁に行うメインバンクとしても、使い勝手はイマイチだろう。それならゆうちょ銀行の方が使い勝手は良いはずだ。