トマト銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

トマト銀行ロゴ
オススメ度:
4
社名:
トマト銀行
創業:
昭和6年(1931年)
本店:
岡山市北区番町2丁目3番4号
展開地域:
岡山県他
総資産:
9,959億円(2013年現在)
自己資本比率:
10.0%

トマト銀行の定期預金の金利は岡山県内の銀行間では随一だった!

トマト銀行は岡山県北区に本店を置き、岡山県(特に岡山市・倉敷市)を中心に展開している。その規模は同様に岡山を地盤に展開する中国銀行と大きな差があるものの、預金残高は着実に積み上げている。その要因としては、地元スポーツチームの応援定期預金、ネット支店(ももたろう支店)での優遇金利などが挙げられそうだ。

トマト銀行サービス

まず取り上げたいのが、ネット支店の「ももたろう支店」だ。岡山だけに桃太郎を名称に利用するという安易な感もあるが、上乗せされる金利は0.45%と、他県を含めて銀行が定期預金の金利を切り下げている中では優秀な数字だ。また、「ファジアーノ岡山応援定期預金」や「岡山湯郷Belle応援定期預金」は、他県のようにチームの成績で金利をアップさせる仕組みではないが、トマト銀行が集めた資金の0.05%分をチーム強化資金に回してくれる。同チームのサポーターにとっては、そちらの方が価値があるかもしれない。J2から昇格するようなことになれば、さらなる特別金利は期待できそうだが。

2008年に開始した岡山県内の銀行(中国銀行やおかやま信用金庫など)との提携による「岡山ATMネットサービス」でATMの手数料を相互無料化した。岡山県の全体の表は後述するが、店舗ATM数の少なさは、この提携網を利用すれば口座保有者は不便は軽減される。

下図では岡山県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 中国銀行 トマト銀行 おかやま
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.28%
0.03%
※0.45%
0.035%
※0.135%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.29%
0.04%
※0.32%
0.045%
※0.145%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06%
※0.32%
0.065%
※0.165%
0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
1.0%
※6ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.3% ~3.3% 2.25% 3.5~3.8% 1.9~3.5% 3.7% ~3.9%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
262円※
367円※
262円※
367円※
262円※
367円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料※ 無料※ 無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
277 166 77 525 5 2 3
コンビニ
岡山県の定期預金の比較表(中国銀行・トマト銀行・おかやま信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通りトマト銀行の定期預金の金利は、店頭では他行と同等、おかやま信金・ゆうちょには僅かに劣っている。ただ、前述した「ももたろう支店」の定期預金を利用すれば、他行を圧倒する金利を享受できる。預け入れ金額で金利が異なり、300万円未満の方が300万円以上よりも金利が高い点は気をつけたい。また、退職金で定期預金を組むのを検討している人も、適用される特別金利は他行と差が無い点は覚えておいて損はないだろう。いちいち口座を移動させるのが面倒なら、退職金定期預金からネット口座の定期預金に移すといった方法で問題ないだろう。金利と違いメリットが薄いのが各種手数料だ。岡山県の他銀行とは図ったかのように同額になっている。また、ATM出金の手数料が無料となるのはクレジットカード一体型を利用した場合のみとなるため注意したい。

結論としては、岡山県内で定期預金を組むなら金利で抜群にオススメだ。ただし、「ももたろう支店」を利用した場合の金利で、インターネットからの申込みに抵抗がある人は別の道を選ぶしかない。その場合には、キャンペーン期間中なら中国銀行なら店頭でも高金利となる。タイミングを外したなら、おかやま信用金庫を選ぶしか手は無くなるが、0.1%近い金利差を考えれば待った方が賢明だ。