京都信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 京都信用金庫
- 創業:
- 大正12年(1923年)
- 本店:
- 京都市下京区四条通柳馬場東入立売東町7番地
- 展開地域:
- 京都府他
- 総資産:
- 2兆4,249億円(2012年)
- 自己資本比率:
- 9.3%
京都信用金庫の定期預金の金利は店頭なら他行と同等だが?
京都信用金庫は、総資産は京都内ではナンバー3だが、地元密着銀行(コミュニティバンク)を日本で初めて提唱した銀行でもあり、規模では劣るが独自路線を走る銀行ともいえなくはない。最近の動きを見ると、金利アップではなく、特産物・グッズを抽選プレゼントする定期預金を拡大しているようだ。
現在はポイントサービスを強化しており、給与振込み口座、公共料金の引き落とし、京信クレジットカードの利用などに指定することで得られるポイントで、定期預金の金利やローンが有利になるサービスを展開している。さらに、定期預金でも年金受給者だけでなく、新卒社会人が給与振込みを指定することで金利が0.1%だが上昇する定期預金もリリースしている。若年層も意識してか時代の流れか、スマートフォン対応や県外のJR東日本の駅構内のATMでも利用可能になった。ただ、これは同じ京都府に拠点を構える京都中央信用金庫も対応しているのだが。。。
また、他の信用金庫と同じく地元経済の活性化に注力しているが、落語の寄席を鑑賞するイベント(コミュニティ寄席)を催したり、本店のロビーに京都の伝統工芸品を展示するギャラリーを開催するなど、オリジナリティのあるイベントもある。
さて、下図では京都府の他行と、2012年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 京都銀行 | 京都中央 信用金庫 |
京都信用金庫 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% | 0.03% ※0.22% |
0.03% | 0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% | 0.04% ※0.23% |
0.04% | 0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.05% | 0.05% ※0.24% |
0.05% | 0.06% | 0.06% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
- | - | グルメ | - | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
2.8% | 3.2% | 2.9% | 3.5~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
無料 | 無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
210円※ 315円※ |
210円※ 315円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (府内) |
345 | 303 | 158 | 476 | 20 | 24 | 30 |
コンビニ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図で京都信用金庫を比較したが、定期預金の金利は店頭であれば他行と横並びでメリットはない。ただ、店頭でなくインターネット・電話・ATM経由であれば、京都中央信金・みずほが金利アップされるため、その点を考慮すれば、金利は他行に劣るといえる。退職金で定期預金を組む場合にも、京都信金の場合には、グルメ商品が当たる特典があるが、金利重視なら他行の方がお得だ。ただ、京都府内で投信との組み合わせで金利アップするタイプではなく、単体の退職金で組む定期預金の場合には特典があるだけマシともいえる。その他の数字では、同銀行内での振込みは他の支店でも手数料が無料、ネットバンクには及ばないが、他銀行への振込み手数料も安価な部類に入る。
結論としては、京都府内で定期預金を組むのはオススメできない。店頭で組むなら差異はないが、やはりネットやATMを利用しない手はないだろう。退職金で定期預金を組む場合は、グルメ商品が欲しい人は話は別だが、基本的には他行の方が有利だ。となると、同銀行への振込みを多く行う人ぐらいにしかメリットを見出すのが困難で。。。