京都銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 京都銀行
- 創業:
- 昭和16年(1941年)
- 本店:
- 京都市下京区烏丸通松原上る薬師前町700番地
- 展開地域:
- 京都府他
- 総資産:
- 7兆2,533億円(2012年)
- 自己資本比率:
- 13.1%
京都銀行は当面は金利アップのキャンペーン待ちするしかない!
京都銀行は2011年には創立70周年を迎え、総資産も全国の地銀ランキングで6位の規模を誇る銀行だ。近年の業績は貸出金が数百億円ずつ増加しており、預金も僅かながら増加しており良好といえる。ただ、残念ながら、2012年11月には行員(パート職員)による預金の不正着手が発覚した。今後のコンプライアンス徹底とガバナンスの強化が行われるだろう。また、最近では他県の地銀と同様に、年金受給者向けの特別金利の定期預金のリリースや、コンビニATMとの提携も進めている。2012年には新たにセブンイレブンに加えて、ローソンATMとイーネットATMにも対応した(要手数料)
さて、個人向けのサービスでは、他県の地方銀行と同様に投資信託・保険のラインナップの拡充を実施している。年金保険・個人年金保険・定額年金保険・終身保険など、特に資産運用に用いられる保険が多い。
また、昨今の国の低金利政策を受けて個人向けの住宅ローン金利の引き下げも、随時行われている。さらにクレジット機能付きのICキャッシュカード「京都カードネオ」への切り替えを推進中で、このカードを利用すれば、京都銀行ATM時間外手数料、セブン銀行・ローソン・イーネット・ゆうちょ銀行の手数料が無料になる。ただし、基本的には保有し始めて1年目のみのサービスとなっており、2年目以降も無料にするためにはケータイ料金の引き落としを京都銀行にすることが必要になるため注意したい。
さて、下図では京都府の他行と、2012年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 京都銀行 | 京都中央 信用金庫 |
京都信用金庫 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% | 0.03% ※0.22% |
0.03% | 0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% | 0.04% ※0.23% |
0.04% | 0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.05% | 0.05% ※0.24% |
0.05% | 0.06% | 0.06% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
- | - | グルメ | - | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
2.8% | 3.2% | 2.9% | 3.5~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
無料 | 無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
210円※ 315円※ |
210円※ 315円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (府内) |
345 | 303 | 158 | 476 | 20 | 24 | 30 |
コンビニ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、京都銀行の定期預金の金利は、店頭であれば他行と同等の数字だ。しかし、インターネットやATMで申し込みをすると、みずほ銀や京都中央信金は金利が上昇するため、店頭での契約にこだわらなければ他行の方が有利だ。また、退職金で定期預金を組む場合に、現在はキャンペーン商品が存在しておらず、メガバンクの方が有利だ。過去には2%(3ヶ月)の金利が付くキャンペーンがあったため、キャンペーン再開を待つ手もある。ただし、退職金キャンペーン商品は、退職金を受け取ってから3ヶ月~1年以内の申し込みを条件としていることが多く、待つにしても限界がある点には注意したい。それ以外では、他行への振込み手数料が高額な点はデメリットといえる。
結論としては、京都府内で定期預金を組むには金利が低くオススメはできそうにない。ただし、退職金で定期預金を組むキャンペーンが再開されれば、状況は異なるが。。。住宅ローンは自分の財政状況が上手く銀行の条件をクリアできれば、他行よりも有利な条件を引き出せる可能性がある。また、ATM引き出し手数料は前述のクレジット一体型を利用しなければ、時間外手数料が発生するが、京都府内のATM店舗数が多く、ほぼ全てのコンビニにも2012年から対応してきたため、京都府内なら入出近を繰り返すメインバンクとして利用する手はある。