香川銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

オススメ度：: 4
社名：: 香川銀行
創業：: 昭和１８年（1943年）
本店：: 香川県高松市亀井町6番地1
展開地域：: 香川県他
総資産：: １兆３,１１６億円（2013年現在）
自己資本比率：: 10.4%

香川銀行はさぬきうどん支店を使えば定期預金では他行より有利になる！

香川銀行とは、昭和１８年に丸亀無尽や讃岐無尽などの５つの企業が合併して設立した銀行だ。総資産は香川県では百十四銀行に次ぐ規模を誇る。近年の業績は、預金・企業への貸出金は横バイで増加する気配は感じられない。自己資本比率（自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない）は10.4％で、他の香川県に本店を置く百十四銀行の11.5％、高松信用金庫の11.3％と同等だ。全国の地方銀行の平均が11％のため、全国でも平均レベルの財務内容といえる。

最近では、他銀行と同様にインターネット支店（香川銀行ではセルフうどん支店という名称）に力を入れており、インターネット経由であれば定期預金で金利アップ、宝くじ懸賞が付く商品がある。また、セルフうどん支店では、地元香川の讃岐うどん店を紹介するテレビ番組を提供したりしている。

また、香川銀行は徳島銀行と共にトモニホールディングスという持ち株会社を設立しており、それを意識した懸賞付き金利アップ定期預金もリリースしている。また、徳島銀行のATM利用料も無料となっている。それとは別に、イオン銀行や愛媛・高知銀行のATMでも無料で利用できる。

さて下図では、香川県内で展開する他の銀行と、2013年現在の５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月６回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14％と0.16％に上昇する

銀行名	香川銀行	百十四銀行	高松信用金庫	ゆうちょ銀行	みずほ銀行	三井住友銀行	三菱東京UFJ銀行
定期預金金利（300万未満）	0.03% ※0.35%	0.03% ※0.2%	0.03％	0.06%	0.03% ※0.10%	0.03%	0.03%
定期預金金利（300万以上）	0.04% ※0.39%	0.04% ※0.2%	0.04％	0.06%	0.04% ※0.10%	0.04%	0.04%
大口預金金利 (1000万以上)	0.05％	0.05%	0.05%	0.06%	0.05% ※0.10%	0.05%	0.06%
退職金特別金利	1.0% ※3ヶ月	0.3% ※1年	0.3％ ※1年	-	1.6% ※3ヶ月	1.5％ ※3ヶ月	1.4％ ※3ヶ月
住宅ローン金利	1.5％～	1.5%～	～3.4％	～4.2%	～3.0%	～3.6%	～3.6%
振込み手数料（同銀行）	無料	無料	無料	無料※	105円※ 210円※	105円	無料
振込み手数料（他銀行）	315円※ 420円※	315円※ 420円※	315円※ 420円※	210円※ 420円※	210円※ 420円※	210円※ 420円※	210円※ 315円※
同行ATM 出金手数料	無料～ 105円	無料～ 105円	無料	無料	無料～ 210円	無料～ 105円	無料～ 105円
店舗ATM数（県内）	289	281	82	219	1	2	2
コンビニ	△	○	△	○	○	○	○

香川県の定期預金の比較表（香川銀行・百十四銀行・高松信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ）

上図の通り、香川銀行の定期預金の金利は、香川県内に本店を置く銀行では高い数字だ。ただし、これは前述のインターネット上にある「セルフさぬきうどん支店」で定期を組んだ場合で、店頭窓口ではないため注意したい。一方で、退職金で定期預金を組む場合には他行の方が金利が有利になるようだ。住宅ローンは資産・収入状況によっては有利な金利が得られる可能性があるため、申し込んでみる価値はありそうだ。一方で、各種手数料は他行と比較しても香川県内では横並びだ。他行を出し抜くだけの気概が無いということか。。。ただし、愛媛・高知・徳島・イオン銀行が無料なのは評価できる。他県では考えられないことだが、店舗ATM数で郵便局を超えているのは特筆に値する。

結論としては、香川県内で定期預金を組むには金利が高くオススメできる。ただし、インターネット経由で定期預金を組む必要がある。とはいえ、インターネット専業銀行（楽天銀行など）とは異なり、いざとなれば店舗に赴いて相談できるため、多少は不安が軽減されるだろう。単純に店舗ATM数が香川県内では最も多いことによる利便性も評価でき、メインバンクとしての使い勝手も良さそうだ。