水戸信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 水戸信用金庫
- 創業:
- 昭和20年(1945年)
- 本店:
- 茨城県水戸市城南2丁目2番21号
- 展開地域:
- 茨城県他
- 総資産:
- 1兆5,114億円(2018年現在)
- 自己資本比率:
- 8.1%
水戸信用金庫は茨城県内では貴重な金利上乗せ定期預金がある!
水戸信用金庫は茨城県の水戸市に本店を構える信用金庫で、総資産額は常陽銀行・筑波銀行よりも規模は小さいが、県内の信用金庫ではトップの規模だ。帝国データバンク調べでは県内のシェアは約8%ほどを占めている。以下、水戸信金を茨城県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。
定期預金は以前は夏と冬にキャンペーンで景品がプレゼントされていた。プレゼントもグラス・小鉢・万能クリーナーといった微妙な物だった。それが今ではプレミアム定期預金という名称で金利上乗せされる定期預金を募集している。それも出資会員であれば、5年もので0.07%の金利上乗せがある。退職金向け定期預金もあるが、こちらは現在は募集停止している可能性があるため、随時チェックして確認した方が賢明だろう。
各種手数料は「しんきんゼロネットワーク」で全国の信金のATMが平日昼は無料で利用できる。ただ、他行との提携が常陽銀行・茨城銀行ほど進んでいない。それどころかセブン・イオン銀行・VIEWは利用できるが、ローソンATM・E-netが利用不可となっている。
次に下図で茨城県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。
銀行名 | 常陽銀行 | 筑波銀行 | 水戸信用金庫 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.01% 0.2-1.0% |
0.01% 0.1% |
0.01% 0.05-0.09% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.01% 0.2-1.0% |
0.01% | 0.01% 0.05-0.09% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.01% | 0.01% | 0.02% | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
退職金 特別金利 |
1.0% ※3ヶ月 |
0.7% ※3ヶ月 |
0.2-0.3% ※1年 |
- | 6.0% ※3ヶ月 |
0.5% ※3ヶ月 |
1.9~5.5% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~2.7% | ~2.7% | ~2.7% | ~3.3% | ~2.8% | ~3.3% | ~3.3% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 108円※ 216円※ |
108円※ 324円※ |
無料 月5回まで |
108円※ 216円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
324円※ 540円※ |
324円※ 540円※ |
432円※ 648円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 324円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料 | 無料~ 216円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
店舗ATM数 (県内) |
158 | 138 | 74 | 519 | 8 | 8 | 4 |
コンビニ | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り水戸信用金庫の定期預金の金利は基本は他行と横並びだ。それが前述したプレミアム定期預金を利用することで他行よりも高金利になる。1,000万円以上の大口だと店頭金利でも他行よりも地味に高金利だ。ただ、年金向け定期預金なら筑波銀行の方が高金利で、投信・外貨預金・公共債とのセットなら常陽銀行の方が高金利な点に注意が必要だ。退職金専用定期預金もキャンペーン中であれば1年もののため他行よりも実質は高金利になり、それも投信・外貨預金なしでも良いためメリットは大きい。ただ、みずほ銀行が投信ありだと圧倒的な高金利なため、投信とセットを希望するなら水戸信金でなくてもいい。
住宅ローンの上限金利は同一で差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、茨城県内の銀行で比較すると、水戸信金より常陽銀行・筑波銀行の方が有利な金利(茨城県の住宅ローン金利の比較を参照)になる可能性がある。各種手数料では特にメリットはなく、同銀行の本支店宛の振込みでも手数料は徴収され、他行宛の振込みでも3万円以上になると630円も徴収される。さらに茨城県内の店舗ATM数は少なめで、日常生活での利便性には一抹の不安が残る。手数料は発生するがセブン銀行でカバーするしかない。
結論としては、茨城県内で定期預金を組みたい人には金利面でオススメだ。ただ、前述したようにケースバイケースで他行の方がお得な場合もある。また、日常的な使い勝手の面では一抹の不安があるため、資産運用の銀行と割り切って利用した方がいいかもしれない。