北海道銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗数比較

オススメ度：

2

社名：

北海道銀行

創業：

昭和２６年（1951年）

本店：

札幌市中央区大通西4丁目1番地

展開地域：

北海道

総資産：

５兆５１６億円（2018年現在）

自己資本比率：

9.3%

北海道銀行は投信とセットの退職金定期預金なら検討の余地あり？

北海道銀行は道内で北洋銀行に次ぐ規模を誇る銀行で、道内のシェアは北洋銀行の約35％に次いで高い約15％を占めている。また、ジャンボ宝くじ付きの定期預金で高額当選が度々あることでも知られている。ただ、高額当選した場合には瞬時に同行の銀行員が営業をかけてきそうだが。。。以下、北海道銀行を北海道内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

まず定期預金だが、今では年金受給者向けの金利上乗せ定期預金と投信・外貨預金とセットだと金利上乗せされる定期預金「運用マネープラン」があるのみとなっている。それも前者は100万円以下と金額が少額で、後者は外貨預金だと投信よりも上乗せされる金利幅が半分になる。退職金なら5％まで金利が上昇するが、みずほ銀行よりも金利は低い（後述の図を参照）

その他に目ぼしい点といえばワンピースとコラボしたキャッシュカードが登場した点ぐらいか。新規で口座開設した人に限られるが、一定の若年層は捕まえられるかもしれない。各種手数料は基本的に道内の他行と大差は無いが、2018年からコンビニATMでの預け入れでも手数料108円を徴収するようになった。北洋銀行は既に徴収しているが、これは細かいがマイナスポイントといえそうだ。

次に下図で北海道内で展開する他の銀行と、５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上の場合の金額を記載した。

上図の通り北海道銀行の定期預金は基本は同金利で、年金向けの定期預金があるものの北洋銀行にもあるためメリットは薄い。かつては宝くじの高額当選が出たこともあり、宝くじ付きの定期預金を募集していたが、それすら無いのが現状だ。退職金向け定期預金は投信セットで存在するが、それもみずほ銀行の方が1％金利が高い。ただ、みずほ銀行は道内に５店舗しかないため、居住地によっては北海道銀行の方が良いかもしれない。また、北洋銀行が退職金向けを停止していることも大きい。

住宅ローンの上限金利は北海道内で大差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、北海道内の銀行で比較すると、北海道銀行は全期間固定金利だと他行より低金利（北海道の住宅ローン金利の比較を参照）になる可能性がある。各種手数料は他県の銀行よりも高めだが、かつては他行宛ての振込み手数料が北洋銀行や旭川信金よりも50～100円ほど高額だったのが是正されただけでも御の字かもしれない。

結論としては、定期預金を組むには他行より低金利のためオススメできそうにない。退職金で定期預金を組みたい場合も同様だ。ただ、みずほ銀行の使い勝手が悪い人なら検討の余地はあるかもしれない。また、退職金でなくても投信とセットで定期預金を組みたい人なら検討の余地はあるかもしれない。

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