広島信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

広島信用金庫ロゴ
オススメ度:
4
社名:
広島信用金庫
創業:
昭和20年(1945年)
本店:
広島市中区富士見町3番15号
展開地域:
広島県他
総資産:
1兆5,202億円(2018年)
自己資本比率:
11.9%

広島信用金庫は定期預金のラインナップが充実している!?

広島信用金庫は広島市に本店を置く信用金庫で、宮島信用金庫・大竹信用金庫との合併もあり規模を拡大してきた。現在は広島県内の信用金庫は、広島信用金庫を含めて呉信用金庫・しまなみ信用金庫の三行のみが存在する。また、昨今では子育て世代への配慮をする銀行が増えてきたが、広島信金は5年以上前から子育て中の人も気軽に銀行に来店できるように(なぜか銀行は静かなため気遣いする人もいるため)、キッズコーナーや絵本棚、ベビーベットを用意した店舗を20店舗以上設けている。

広島信用金庫の定期預金などの各種金融商品

まず定期預金だが、広島信金には季節毎に特別金利が適用される定期預金が今でも存在する。かつては珍しくなかったが、日銀のマイナス金利政策以降は貴重な存在だ。さらに他行と同じく投信とセットの定期預金、年金受給者向け定期預金もあり、さらにテレホンバンキング定期預金もある。一方でガン検診を受診すると金利上乗せする「がん検診応援定期預金」は募集を停止した。

各種手数料は、ひろしまネットサービスで広島銀行・もみじ銀行のATMが平日昼間は出金手数料無料だ。もちろん、しんきんゼロネットワークで全国の信用金庫が無料で利用できる。

次に下図で広島県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 広島銀行 もみじ銀行 広島信用金庫 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.01%
0.16-4.0%
0.01%
0.16%
0.01%
0.1-0.5%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.01%
4.0%
0.01%
0.16%
0.01%
0.1-0.5%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.01%
4.0%
0.01%
0.16%
0.01%
0.5%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
1.5%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
- - 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.0% ~3.1% ~3.0% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
216円※
324円※
216円※
324円※
324円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料~
108円
無料~
108円
無料~
216円
無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
118 106 79 699 5 7 6
コンビニ
広島県の定期預金の比較表(広島銀行・もみじ銀行・広島信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図で広島信用金庫を比較したが、定期預金は店頭金利だと他行と差は無い。しかし、広島信金はキャンペーン中であれば他行よりも高い金利になる。広島銀行・もみじ銀行にも金利上乗せがあるが、あくまで年金受給者向けで、それも広島信用金庫と同金利のため広島信金で十分だ。ただ、投信とのセットで運用を考えている人は広島銀行の方が高金利になる。さらに退職金向けプランが広島信金には無いため、退職金を定期預金のみで運用するならもみじ銀行、投信とのセットならみずほ銀行の出番となる。

住宅ローンの上限金利は広島県内で大差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、広島県内の銀行で比較すると、もみじ銀行より広島銀行の方が低金利(広島県の住宅ローン金利の比較を参照)になる可能性がある。各種手数料では振込み手数料、同行のATMを利用した場合の時間外手数料が他行より高い点には気をつけたい。店舗ATM数は広島県内でも少ないが、前述した提携で広島銀行・もみじ銀行のATMが平日昼間は出金手数料が無料で利用できるため、大きなデメリットにはならないだろう。

結論としては、定期預金で金利重視なら広島信金はオススメできそうだ。各行がキャンペーンものの金利上乗せを停止しているため、検討している人は早めに動いた方が賢明だ。ただ、退職金で運用を考えている人は、広島銀行・もみじ銀行・みずほ銀行も検討した方がいいだろう。