東和銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

オススメ度：

3

社名：

東和銀行

創業：

大正６年（1917）

本店：

群馬県前橋市本町二丁目12番6号

展開地域：

群馬県他

総資産：

２兆３,３１３億円（2018年現在）

自己資本比率：

10.9%

東和銀行の「カタクリのはな」「ひまわり定期」を利用すれば他行より有利！

東和銀行は1917年に設立した群馬貯蓄無尽を起点とし、総資産は群馬銀行に次ぐ規模を誇るとなっている。東和銀行は群馬県に本店を置くが、群馬県外でも相当の存在感がある。東和銀行の持つ預金の44％が地元の群馬県だが、46％が埼玉県になっている。貸出金も群馬が37％に対して、埼玉が36％を占めている。以下、東和銀行を群馬県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

まず定期預金だが、給与・年金振込などがあれば開設できる新総合口座の「カタクリのはな」を利用すれば、定期預金は0.03～0.05％上乗せされる。もしくは55歳以上であれば「ひまわり定期預金」を使えば同様の金利上乗せがされる。投信とセットにする必要がないため、確実に増やしたい人にはオススメだ。さらに退職金でも投信ナシで金利が1％まで上昇する。ただ、給与・年金の振込かNISA口座の開設が必要になるため注意が必要だ。

各種手数料は基本的には高めなのだが、前述のカタクリのはな口座であれば優遇される。ATMの時間外手数料が無料になる他、他行ATMも月10回まで無料になるのは非常にお得だ。さらにカタクリでなくともセブン銀行であれば平日昼間は出金手数料が無料だ。とはいえローソンATMやイーネットが利用できないのは人によっては痛そうだ。。。

次に下図で群馬県内で展開する他の銀行と、５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上の場合の金額を記載した。

上図の通り東和銀行の定期預金の金利は、通常は横並びで特別なメリットは無い。それが「カタクリのはな」と「ひまわり定期預金」を利用すれば他行よりも高金利になる。ただ、いずれも金額が300万円以上という条件が付いているため、300万円以下だと他行と横並びになる。群馬銀行だと投信セットで金利上乗せがあるため、そちらを利用するしかないかもしれない。また、退職金で組む定期預金も他行より高金利だが、投信・外貨預金とのセットでも良いなら群馬銀行・みずほ銀行の方が高金利になる。

住宅ローンの上限金利は群馬県内で大差はなく、最終的には個々人の年収・頭金などで左右される。ただ、群馬県内の銀行で比較すると、しののめ銀行の方が金利が固定10年だと低金利（群馬県の住宅ローン金利の比較を参照）になる可能性がある。各種手数料ではカタクリを利用できないと高めで、店舗ATM数でも群馬銀行よりも大幅に少ない点に注意が必要だ。さらに重ねてになるが、一部のコンビニATMも利用できない点に注意が必要だ。

結論としては、東和銀行で定期預金を組むのは「カタクリのはな」か「ひまわり定期預金」の利用が前提だがオススメだ。利用するには諸条件があるが、給与・年金振込・公共料金の引き落とし等が条件のため条件をクリアするのは困難ではないはずだ。

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