しののめ信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

しののめ信用金庫ロゴ
オススメ度:
1
社名:
しののめ信用金庫
創業:
大正14年(1925)
本店:
群馬県富岡市富岡1123
展開地域:
群馬県他
総資産:
9,356億円(2018年現在)
自己資本比率:
7.5%

しののめ信用金庫の定期預金は金利面でのメリットはゼロ!

しののめ信用金庫は1925年に設立した富岡信用組合を起点とし、総資産は群馬銀行・東和銀行より少ないが、群馬県内の信用金庫では随一の規模を誇る。帝国データバンク調べでは、群馬県内の企業のメインバンク率では東和銀行を抜いて2位のため、企業からの信頼は厚いのかもしれない。以下、しののめ信用金庫を群馬県内に店舗を持つ他の銀行と金利・手数料・店舗数等で比較した。

しののめ信用金庫の各種商品・サービス

まず定期預金だが、数年前からキャンペーンなどによる定期預金の金利上乗せは無く、現在も金利上乗せは存在していない。退職金関連の金利上乗せも無く、投信・外貨預金とセットにすることで金利上乗せされこともない。冒頭で記述したように企業からの信頼が厚いことから、個人向けのサービスよりは法人向けのサービスに注力しているのかもしれない。とはいえ、富岡製糸場が世界遺産になったことから特別デザインの通帳・カードを発行、スマートフォンのアプリから口座開設できるなどのサービスは展開している。

各種手数料は後述の図から分かるように他行よりも高めだが、信用金庫のため「しんきんゼロネットワーク」が利用できる。これで全国の信用金庫のATMが平日昼間は無料となる。地元密着の信用金庫の口座ながら他県への旅行や出張の際にも、気軽に出金することが可能だ。

次に下図で群馬県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 群馬銀行 東和銀行 しののめ
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.01%
※2.0%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.01%
※2.0%
0.01%
※0.04%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.01%
※2.0%
0.01%
※0.06%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
6.0%
※3ヶ月
1.0%
※3ヶ月
-% - 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.4% ~3.1% ~3.3% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
無料 108円 108円※
324円※
無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
216円※
432円※
216円※
432円※
432円
648円
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料~
108円
無料~
108円
無料~
108円
無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
304 103 101 340 7 7 1
コンビニ
群馬県の定期預金の比較表(群馬銀行・東和銀行・しののめ信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、しののめ信用金庫の定期預金の金利は何らメリットがない。同じ群馬県内では東和銀行が「カタクリのはな」という口座で金利上乗せ、55歳以上の人に「ひまわり定期預金」で金利上乗せしている。群馬銀行も投信・外貨預金とのセットであれば定期預金とのセットであれば金利上乗せしている。そのような中で、しののめ信金は無策を貫き通している。各種手数料でも特別なメリットはなく、特に他行宛ての振込み手数料は、振込み額が3万円を超えると630円という馬鹿らしい金額を徴収される。

結論としては、しののめ信用金庫で定期預金を組むのはオススメできない。各種条件を満たせるなら東和銀行、投信とのセットでも良いなら群馬銀行がオススメだ。ネット銀行でも良いなら住信SBI銀行・楽天銀行・ソニー銀行あたりも検討したいところだ。