京葉銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

京葉銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
京葉銀行
創業:
昭和18年(1943年)
本店:
千葉県千葉市中央区富士見1-11-11
展開地域:
千葉県他
総資産:
4兆4,897億円(2018年現在)
自己資本比率:
10.9%

京葉銀行のインターネット支店は有利だが・・・!?

京葉銀行は昭和18年に設立された千葉合同無尽を起点とする銀行だ。総資産は千葉県内では千葉銀行に次ぐ規模だが、千葉銀行との差は10兆円近くある。千葉県内では千葉銀行が40%のシェアだが、それに次いで京葉銀行は約14%のシェアを誇っている。以下、京葉銀行を千葉県内に店舗を持つ銀行と金利・手数料・店舗数などで比較した。

京葉銀行の各種サービス

まず定期預金についてだが、 インターネット支店であれば定期預金の金利が2倍の0.02%になる。さらにコンビに等の出金手数料が月3回まで無料になる。既に京葉銀行の口座があると新たに口座を開設する必要があるが、その手間を惜しまないなら利用価値がある。退職金で定期預金を組む場合には他行と同じく3ヶ月と短いが、0.7%の特別金利が適用される。投信・外貨預金と組み合わせる必要はないため手堅く運用できる。逆に組み合わせるなら商品券という金利アップではなく、なぜか商品券となる。

また、他行との提携も進めてはいるが、コンビニ各社のATMを手数料アリで取引ができる程度だ。他の地銀やメガバンクと出金手数料を相互無料にするなどの施策は行っていない。この点では千葉銀行とは異なる方針のようだ。

次に下図で千葉県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。

銀行名 千葉銀行 京葉銀行 千葉興業銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.01%
5.0%※
0.01%
0.02%
0.01%
0.2~5.0%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
5.0%※
0.01%
0.02%
0.01%
0.2~5.0%
0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
大口預金金利
(1000万以上)
0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01% 0.01%
退職金
特別金利
0.7~5.0%
※3ヶ月
0.7%or1万
※3ヶ月
0.7~5.0%
※3ヶ月
- 6.0%
※3ヶ月
0.5%
※3ヶ月
1.9~5.5%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
~3.3% ~3.3% ~3.0% ~3.3% ~2.8% ~3.3% ~3.3%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 108円※
216円※
無料
月5回まで
108円※
216円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
216円※
432円※
324円 216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
432円※
216円※
324円※
同行ATM
出金手数料
無料~
108円
無料~
108円
無料~
108円
無料 無料~
216円
無料~
108円
無料~
108円
店舗ATM数
(県内)
370 264 174 723 113 85 88
コンビニ
千葉県の定期預金の比較表(千葉銀行・京葉銀行・千葉興業銀行・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り京葉銀行の定期預金の金利は、インターネット専用定期を使えば他行よりも高金利だ。千葉銀行は投信か外貨預金と組み合わせないと金利上乗せにならないため、手堅く運用するなら京葉銀行に分がある。ただ、千葉興業銀行も同様にインターネット定期預金での金利上乗せがあり、千葉ロッテマリーンズのシーズン成績によっては更なる金利上乗せが見込める。また、退職金で運用する場合は定期預金のみだと他行と同金利だが、投信を組み合わせた場合は500万円で1万円分の商品券のため他行よりも損になる。

住宅ローン金利は上限の金利はどこも似たり寄ったりだ。ただ、金利の固定期間毎に見ていくと千葉銀行・千葉興業銀行の方が低金利(千葉県の住宅ローン金利比較を参照)になる可能性が高い。各種手数料では、振込み手数料が他行宛てでも金額に関わらず324円という点で他行と異なる。定期的に振り込む人で金額が相応に大きいなら一応は価値があるかもしれない。

結論としては、インターネット支店を使えるなら千葉県内の銀行の中では京葉銀行の定期預金は悪くはない。ただし、投信・外貨預金と組み合わせてもいいなら千葉銀行の方が得で、マリーンズファンなら千葉興業銀行の応援定期預金の方が得だ。そう考えると、千葉興業銀行のインターネット支店を利用できない場合の代替手段の定期預金と捉えてもいいかもしれない。