千葉銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 千葉銀行
- 創業:
- 昭和18年(1943年)
- 本店:
- 千葉県千葉市中央区千葉港1-2
- 展開地域:
- 千葉県他
- 総資産:
- 13兆9,388億円(2018年現在)
- 自己資本比率:
- 13.3%
千葉銀行は投信とセットになった定期預金なら高金利!?
千葉銀行は昭和18年に千葉を拠点とする三銀行が合併して誕生した銀行だ。総資産額は単独の地銀としては横浜銀行に次ぐ第2位の規模を誇り、千葉に本店を置く銀行の中では最も規模が大きい。千葉県内のシェアは2017年末に初めて40%を超えた。同じく千葉が地元の京葉銀行・千葉興業銀行と三行で、千葉県内のシェアでは60%を超える。以下、以下、千葉銀行を千葉県内に店舗を持つ銀行と金利・手数料・店舗数などで比較した。
まず定期預金だが、ネット支店限定の金利上乗せ定期預金といった類は存在しない。外貨預金・投資信託などと組み合わせた場合に金利上昇する定期預金だけが存在する。普通は退職金で運用する場合に限られるが、千葉銀行では退職金に限らず金利アップするのがポイントだ。その退職金の運用であれば、投信と組み合わせなくとも1年もので金利がアップする定期預金がある。ただ、定期預金の分の利益が投信で吹き飛ぶことはザラなため慎重な銘柄選択が必要となる。
また、必要条件をクリアすることで特典があるポイントサービス(ひまわり宣言)では、給与or年金の振込みがあり千葉銀行のクレジットカードを持っていれば、時間外手数料が無料、コンビニ提携ATMでも月3回までは無料になる。他行との提携でも、横浜銀行や常陽銀行や筑波銀行等とのATMの出金手数料の相互無料化を拡大している。
次に下図で千葉県内で展開する他の銀行と、5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。インターネット支店で定期預金を組んだ場合に適用される特別金利も併せて記載して比較した。また、振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上の場合の金額を記載した。
銀行名 | 千葉銀行 | 京葉銀行 | 千葉興業銀行 | ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.01% 5.0%※ |
0.01% 0.02% |
0.01% 0.2~5.0% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% 5.0%※ |
0.01% 0.02% |
0.01% 0.2~5.0% |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% | 0.01% |
退職金 特別金利 |
0.7~5.0% ※3ヶ月 |
0.7%or1万 ※3ヶ月 |
0.7~5.0% ※3ヶ月 |
- | 6.0% ※3ヶ月 |
0.5% ※3ヶ月 |
1.9~5.5% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~3.3% | ~3.3% | ~3.0% | ~3.3% | ~2.8% | ~3.3% | ~3.3% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 無料 | 108円※ 216円※ |
無料 月5回まで |
108円※ 216円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
216円※ 432円※ |
324円 | 216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 432円※ |
216円※ 324円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
無料 | 無料~ 216円 |
無料~ 108円 |
無料~ 108円 |
店舗ATM数 (県内) |
370 | 264 | 174 | 723 | 113 | 85 | 88 |
コンビニ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、千葉銀行の定期預金の金利は投信との組み合わせならダントツだ。ただ、純粋に定期預金という意味では京葉銀行・千葉興業銀行の方が優秀だ。京葉銀行ならネット支店で金利アップ、千葉興業銀行では千葉ロッテマリーンズ応援定期預金で金利アップされるためだ。退職金で適用される特別金利は千葉の銀行の中では横並びだが、みずほ銀行で金利を追求するというのも良いだろう。
住宅ローンは上限金利では似たようなものだが、固定金利10年であれば他の銀行よりも低金利になる可能性(詳細は千葉県の住宅ローン金利比較を参照)を秘めている。自分の条件次第で他行より有利になるかは分からないが、忘れずに千葉銀行も候補には入れておいた方がいい。また、各種手数料では同銀行内の振込が無料だが、その他には目ぼしいものは無い。出金手数料は、前述のひまわり宣言が適用される条件を満たせるかが問題となる。
結論としては、千葉銀は投信か外貨預金で運用するつもりで定期預金を組みたい人は検討の余地がある。退職金でなくても金利は上乗せされるため、定年退職前でも利用できるのは大きい。ただ、同様の金利上乗せは千葉興業銀行でも行われている。また、定期預金で固く運用したい人、もしくは数年後の用途が決まっているため元本を守りたい人には千葉銀行の定期預金は向かない。京葉銀行か千葉興業銀行、ないしはネット銀行(住信SBI銀行・楽天銀行・ソニー銀行等)を検討した方がいいだろう。