投信・預金/資産運用 解説・用語集
投信の販売・購入は何時まで?それを過ぎると?
投資信託における販売とは、既に設定されている(運用中)の投信を、その日の基準価額で購入を受け付けることを意味する。募集とは設定前に購入するか設定後に購入するかという違いの他、募集のように設定時の基準価額(大抵は1万円)で購入するか、その日の基準価額で購入するかという違いもある。
単位型投資信託は募集後の追加購入が認められていないため、追加型投資信託のみで販売は行われる。募集と異なり、販売されている投信は個人投資家はいつでも購入できるが、申込をする時刻には十分に注意する必要がある。たいていの投信は14時か15時で、当日の購入申込を締め切り、それ以降の申込は翌営業日の扱いとなるためだ。半日営業日であれば午前11時となる場合もある。
すなわち、例えば株式型投信を購入したい場合でも、購入日の株式市場の終値は確認できない。そのため14時までは株式相場全体が下落中で良いタイミングだと判断して申し込んだとしても、14時以降に急騰してしまうと自分が予見していた額とは乖離した額で購入することになる。
元来、投資信託は長期投資(最短でも数ヶ月)での運用を旨としているため、そのことを理解している投資家には上述のようなシステムも特に問題とならないはずだ。ただ、もしも数日単位での値動きでの利益を求めるなら、株式やETF、債券やリートも含めて直接売買するしかない。株式やETFや上場しているリートなら、市場が開いている時間は毎秒ごとに値段が決まる(正確には株式は最速2.5ミリ秒で値が変化する)