JCB EIT CARD/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- JCB EIT CARD
- 年会費:
- 無料
- 優待店:
- JCBオリジナルステージ・OkiDokiランドの提携企業
- ポイント付与:
- 1,000円 → 2.0ポイント(JCB加盟店利用時)
- ポイント換算:
- 100円 → 0.75円割引(還元率は0.75%)
- ボーナス:
- -
JCB EIT CARDはリボ手数料を考慮すればポイントを相殺して損になる?
JCB EIT CARDは、8つの特典があるリボ払い専用カードだ。リボ払い専用のため、カード会社は通常よりも手数料収入が多く入るため、ポイントなどは通常カードよりも優遇されている。その他、年会費無料、海外旅行保険が自動付帯、初回のリボ手数料が無料などが付帯されている。
問題なのは、リボで支払う手数料になるが、定額返済コースと全額返済コースがあるため、全額返済にすれば手数料は減らせる(計算は後述)。以下、ネットショッピングで割引き・キャッシュバックできるカードを数字・サービスで比較した。マイルにも交換できるためJCB EITをマイルで比較、ETCカードで比較も参照して欲しい。
さて、JCBカード EXTAGEの特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。
- ・OkiDokiポイントが通常の2倍(還元率は1.0%相当)
- ・JCBオリジナルステージ /OkiDokiランドでポイント上乗せ
- ・海外旅行傷害保険が自動付帯
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・全額返済コースでも最低年率8%の手数料は発生する
- ・保有期間が5年未満で解約すると2,100円の解約金が発生
- ・他社比較シミュレーションではなかなか優秀だが、リボ手数料を考慮すれば損は確実(後述)
ポイントについてだが、1,000円の利用で1ポイント獲得し、1ポイントはnanacoやYahooポイントで5円分になる。1,000円で5円相当、100円で0.5円(還元率は0.5%)となる。このJCB EITはポイントが2倍になるため100円で1.0円バックで還元率は1.0%となる。加えて、OkiDokiランドの利用で1%上乗せされるamazon、Yahooショッピングを考えれば通常のJCBカードよりは有利ではある。
ただし、リボ手数料が食わせものだ。仮に10万円の買い物を全額返済コースで最低年率の8%で返済すると、手数料は10万円×0.08÷12=666円となる。獲得ポイントは1,000円分となるため、損はしないが300円分しか得をしていない。実質の還元率も0.3%に落ちる。年率は非常に甘めの設定で、実際には8%となる人は限度額ギリギリまで利用している人に限定されるはずだ。他社でも多い年率15%なら1,250円の手数料となり損は確定だ。さらに、本来のリボ払いの使い方で60万円を1年間で5万円ずつ返済するとすると、1年間で支払う手数料は年率8%でも26,000円、ポイントは6,000円分のため2万円近い損をすることになる。ポイントで得するどころか損をするのでは元も子もない。
次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。
上図の通り「JCB EIT CARD」は他社カードと比較すると、ポイント還元率は非常に優秀だ。通常のJCB加盟店での還元率は並だが、どのサイトでも2%程度の還元が得られる。ただし、前述したようにリボ払いの手数料が発生するため、その手数料を差し引けば実質は0.3%程度になる見込みだ。これでは他社に圧倒的に劣る数字のためメリットが無い。。。電子マネーでもEdyなどのチャージはポイント付与対象外となるため、電子マネーでの逆転も難しい。数字では他社に完敗か。
結論としては、まずポイントをお得に貯めたいならオススメできない。重複になるが、リボ手数料が負担になるためで、それを無視するなら保有しても良いだろう。だが、それでもJACCSリーダーズなどのようにリボでなくともポイント高還元のカードは存在している。ポイント重視なら、わざわざこのカードを選択する必要は無い。一応、リボ払いのカードを探していて、ポイント分だけでも手数料を節約したい人ならば、このカードを選択する手はある。それ以外の人はノータッチでOKだ。