JCB EITカード/ ETCカードで節約・ポイント獲得の比較

JCB EITカード
オススメ度:
3
名称:
JCB EITカード
年会費:
無料
ETC年会費:
無料
ポイント率:
1.0%(50万以上の利用で1.1%)
ETC/給油特典:
-
入会ボーナス:
QuickPayとの同時申し込みで500円キャッシュバック

JCB EITカードは年間50以下の利用ならお得さは最大限になる!?

JCB EITカードは、ポイント高還元率ということ他サイトでマイル目当てなどでも薦めれているが、今回はETCカードを発行をメインに他社カードと比較する。他の指標で比較する場合は別ページの「ANAマイルで比較」「ネットショッピングで比較」を参照してほしい。さて、主なメリットはポイントが高還元率という点にあるが、その反面、リボ払い専用カードのため金利手数料が発生する点に注意したい。利率は年間8~18%と高く、リボの残高を残していくとポイントで得する分は減少する。リボ専用だが、リボ払いは利用しないことが肝要だ。

JCB EITカードの各種ポイントプログラム・特典など

まず、ポイントプログラムだが、基本は1,000円の利用で2ポイント(10円相当)を獲得でき、ポイント還元率では1.0%となる。他のJCBカードの2倍の数値だ。さらに、カード保有者は登録不要でJCB STAR MEMBERSが適用されるため、年間50万円以上の利用でポイント還元率が10%上昇され、1.1%となるメリットも存在する。

一方で注意したいのが、冒頭でも述べたリボ払いを1回以上(全額コース以外)に設定した場合だ。支払いコースは、毎月の支払い額を自分で設定して支払う「定額コース」、リボの残高によって毎月の支払い額が変動する「残高スライドコース」が用意されているが、どちらも金利が問題となる。金利は年率8~18%と幅があるが、10万円以下の少額なら間違いなく18%を適用されるだろう。仮に5万円程度が常にリボの残高に残っているなら、月割りなら750円と少額に見えるが、年間なら9,000円と、年間でカードを50万円利用した5,000円相当のポイントでも相殺できない金額となる。間違いなく全額コースにした方が賢明だ。

次に、下図で他のETCカード発行でお得といわれているクレジットカードを、年会費・ETCカードの年会費と発行費・ポイント還元率などを比較した。さらに、年間50万円を利用した場合、50万円に加えて月1万円をSA/PAで利用した場合と、ガソリンを給油した場合のシミュレーション結果を比較した。いずれも年会費やETCカードの発行費と年会費を差し引いて計算した。

得するETCカードの比較表(ライフカード・JCBエイト・楽天カード・イオンE-NEXCO・イオン中日本・出光まいど・NEXCOプレミアム・リーダーズカード・オリコiD・JCBドライバー)

上図で"JCB EITカード"を比較したが、ポイント還元率は優秀な部類に入り、年間50万円以上の利用で上昇するポイント還元率も優秀だ。しかし、単純に数値だけ比較すればジャックスのリーダーズカードの方が優秀な数字だ。リーダーズカードと優劣が逆転するとすれば、年間利用額が50万円未満の場合で、その場合にはリーダーズカードには年会費2,625円が発生するため、JCB EITカードの方がお得だ。一方で、ETC発行手数料や年会費は発生しないものの、ETC利用・給油での特典はない。ETCカードを目的に保有するにしても、純粋にポイントだけで得をするしかない。

結論としては、年間50万円以下の利用をするならオススメだ。前述したように、年間50万以下の利用だとリーダーズカードに年会費が発生して逆転できるためだ。それ以外でライバルになるとすれば、ポイント還元率が同率の楽天カードが挙げられるが、楽天カードはETCカードに年会費が発生するという致命的なマイナスが存在している。年間50万円以下ならJCB EITカードを選んで間違いない。

ちなみに、一ヶ月の3万円以上の利用(年間36万円程度)の全てが自動車関連(ガス代・ETC代・GSでパーツを購入など)であれば、ドライバーズプラスカードであれば2.5%が還元されるため、ドライバーズプラスカードを選ぶのも手だ。