アマゾン マスターカード/ ネットショッピング・ネット通販の割引・ポイント獲得の比較
- オススメ度:
- 名称:
- アマゾン マスターカード
- 年会費:
- 1,350円※年1回利用で無料
- 優待店:
- アマゾン
- ポイント付与:
- 100円 → 1.0ポイント
- ポイント換算:
- 100円 → 1.0円割引(還元率は1.0%)
- ボーナス:
- 新規入会で2,000円分のポイントがプレゼント
アマゾン マスターカードはアマゾンの買い物は微妙だがプライム会員だと?
アマゾン マスターカードは、三井住友カードとアマゾンが提携し発行しているクレジットカードで、アマゾンでの買い物で得られるポイントが上乗せされて獲得できる。クラシックとゴールドカードがあるが、ゴールドだとアマゾンでのポイント還元率が1.5%から2%に上昇するが、年会費は10,800円に跳ね上がる。以下、ネットショッピングで割引き・キャッシュバックできるカード間で数字・サービスで比較した。
さて、アマゾンマスターカードの特徴的なサービスは下記3点が挙げられる。
- ・マスターカード加盟店ではポイント還元率は1%だが、アマゾンでは1.5%になる
- ・クラシックカードなら年1回の利用で年会費が無料
- ・ゴールドカードならアマゾンプライム会員の年会費が無料
逆に利用するにあたって注意すべき点は下記3点がある。
- ・ゴールドカードだとマイ・ペイすリボにすれば年会費が半額以下になるがリボ払いになる
- ・アマゾンポイントの有効期限は最後に利用してから1年後
- ・他社比較シミュレーションではポイント還元率はアマゾンでも他カードの方が上(後述)
まずクラシックカードとゴールドカードの差についてだが、まず年会費はクラシックは1,350円で年1回の利用があれば無料になる。一方でゴールドは10,800円だが、マイ・ペイすリボに登録してリボ払いにすれば年会費は5,400円割引、web明細書にして1,080円割引となるため実質的な年会費は4,320円まで引き下げられる。そのためゴールドカードへのハードルは相当に下がるが、リボ払いにすると年利で約15%の金利負担(年間のリボ残が10万円なら返済が1.5万円増える)が発生し、年会費どころではなくなる。そのため返済額を最大額にするなどの工夫は必須となる。
ポイントについては、クラシックもゴールドも共に基本のポイント還元率は1%で、アマゾンでは前者が1.5%なのに対して、ゴールドだと2.0%になる。貯めたポイントはアマゾンの買い物に1ポイント=1円で使える。ゴールドだけの特典には海外旅行保険などもあるが、それよりは無料でプライム会員になることでお急ぎ便・日時指定便が何度でも無料になる方が大きそうだ。
次に、他社カードと年会費、通常時のポイント還元率、amazon・楽天・Yahooショッピングでの還元率、入会ボーナス、電子マネーへの対応等を比較した。 さらに通常店で年間50万円を利用した場合の割引額、50万円に前述3店で最も有利な店で10万円を利用した場合、通常店と3サイトで10万円ずつ計40万円を利用した場合の割引額を比較した。
上図の通り「アマゾンマスターカード」は他社カードと比較すると、ベースとなるポイント還元率は平均値で他のカードには明らかに劣る。さらにアマゾンでの買い物に限った場合のポイント還元率でも、クラシックカードであれば他のカードに劣ってしまう。ゴールドカードにすれば頭一つ抜けた存在となるが、そうなると年会費がネックとなってくる。ゴールドカードで「年間50万円の買い物+アマゾンで10万円」だと7000円分のポイントが貯まるが、そこから年会費の4,320円を差し引くと、上図の括弧内に記したように何ともいえない数字になってしまう。そのためクラシックの方がお得度を考えれば有利なのだが、それでも前述したように他社より劣る。。。
結論としては、アマゾンで多額の買い物をする人でもイマイチなカードといえる。アマゾンであればJaccsリーダーズカードの方が間違いなくお得といえるだろう。ただし、ゴールドカードであればプライム会員の年会費が無料となるため、実質は年会費は無料とも考えられる。マイ・ペイすリボが前提とはなるが、実質的な年会費である4,320円はかかるが、プライム会員の年会費3900円は無料となり、差し引き420円だけ年会費がかかると考えるわけだ。既にプライム会員になっている人であれば、アマゾン専用の還元率2%のサブカードとして保有するという手はありそうだ。