MileagePlus JCBクラシックカード/ ユナイテッド航空マイレージ獲得の効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- MileagePlus JCBクラシックカード
- 年会費:
- 1,312円
- マイル関連費:
- -
- ポイント付与:
- -
- マイル付与:
- 100円 → 0.5マイル
- ボーナス:
- 入会時5,000マイル
マイレージプラス・JCBクラシックは年会費が安いだけで非効率的!
MileagePlus JCBクラシックカードは、ユナイテッド航空とJCBの提携カードだ。年会費の1,312円は、他のマイレージプラスカードと比較すると最安値だ。JCBには他に、マイレージプラスの冠が付くカードとして、一般カードとゴールドが存在している。マイルはランクが上昇する毎に、100円で0.5マイルから1.0マイルから1.5マイルまで上昇する。以下、サービス面と数字面で他社のマイレージプラスカードと比較した。
さて、このカードで注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・入会ボーナス
- ・マイレージプラスダイニング
- ・マイレージプラスモール
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点がある。
- ・郵送の利用明細書は無くWEB確認のみ
- ・マイレージの有効期限は1年半(カード利用があれば随時延長し実質無期限)
- ・他社比較シミュレーションでは、マイル取得の効率はワースト(後述)
まず入会ボーナスだが、入会後に25万円を利用することで5,000マイルが獲得できる。これは年会費が1,000円程度のカードの中では破格のボーナスだ。ただし、他社のように毎年の継続ボーナスのマイルは存在しない。
また、特定の飲食店で利用することで、マイルが上乗せされる「マイレージダイニング」がある。上乗せされるマイルは店舗毎に異なり、概ね100円で3~5マイルになっている。
飲食に限らずオンラインショッピングでマイルが上乗せされる「マイレージプラスモール」も利用できる。こちらは口座開設で2,000マイル、マイルが3倍になる商品も存在する。ただし、これらは他社のマイレージプラスカードにも存在するサービスという点に注意したい。
上記のサービス以外は海外旅行時は自動で保険が付帯される程度しかない。他社のように、各種割引や空港ラウンジの利用、ホテル・ツアーの予約サービスなどは存在しない。また、WEBから入会すると自動的に「MY Jチェック」へ登録されるため、利用明細書は郵送では送られてこない。マイレージプラスの有効期限が18ヶ月という点にも注意したい。ただ、18ヶ月の間にマイル数に変動があれば期限が延長される。実質無期限となるため、有効期限が3年にキッチリ切られているANA/JALよりは間違いなく有利だ。また、Suica/ICOCA/Edyではマイルが貯まらないため注意したい。
次に、他社カードと年会費・マイルの効率・各種ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに年間で50・100万円を利用した場合、優待店で追加利用した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費)×マイル換算率} +入会ボーナス
次年度マイル={ (\500,000-年会費)×マイル換算率 } +継続ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×優待店ボーナスマイル率)
上図の通り、マイレージプラス・JCBクラシックカードを他社と比較すると、初年度こそ若干は健闘しているが、次年度以降はワーストの数字だ。その主な原因は100円で0.5マイルというレートが悪い点、そして継続ボーナスが存在していないためだ。このカードで他社との逆転を狙うとすると、まずはマイレージプラスモールなどが浮かぶが、マイレージプラスの冠が付いているカードは、全て同条件のため厳しい。このカードには、それ以外に取り立てて特徴が無いため逆転は厳しい。。。
結論としては、マイレージプラスを貯めるには効率が悪いためオススメできない。このカードならではの特徴も見当たらないため、他のマイレージプラスカードより良い点を探す方が難しい。。。JCBならゴールドを選んだ方がいいだろう。
また、マイルの効率を追求するなら、セゾンを検討したいところだ。その場合、年会費を抑える&空港ラウンジが不要ならノーマル、ラウンジやホテル予約をするなら「ゴールド」、VISAのプラチナサービスを使いこなせる&年会費が苦でないなら「プラチナ」を検討したい。また、セゾンゴールドなら、JCBゴールドにした方が、入会年はマイル数が稼げることも覚えておきたい。