MileagePlus UCカード/ ユナイテッド航空マイレージ獲得の効率・貯め方比較
- オススメ度:
- 名称:
- MileagePlus UCカード
- 年会費:
- 1,575円
- マイル関連費:
- -
- ポイント付与:
- -
- マイル付与:
- 100円 → 0.5マイル
- ボーナス:
- -
マイレージプラス・UCカードはマイルを貯める効率はワースト!
MileagePlus UCカードは、ユナイテッド航空とUCカードの提携カードだ。年会費の1,575円は、他のマイレージプラスカードと比較すると最安値だ。そのため、マイルは100円で0.5マイルとレートが悪い。ちなみにUCカードには、他にマイレージプラスゴールドが存在しており、こちらは100円で1.0マイル獲得になっている。以下、サービスと数字で他社マイレージプラスカードと比較した。
さて、このカードの注目すべき付帯サービスは下記3点が挙げられる。
- ・マイレージプラスダイニング
- ・マイレージプラスモール
- ・Suica/ICOCAチャージもマイル積算対象
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点がある。
- ・入会/継続ボーナスが存在しない
- ・マイレージの有効期限は1年半(マイルに増減があれば延長し実質無期限)
- ・他社比較シミュレーションでは、マイル取得の効率はワーストに近い(後述)
まず入会ボーナスについてだが、このカードには他のカードと異なりボーナスが存在していない。他社のマイレージプラスカードは、概ね3,000マイルから15,000マイルが獲得できるため大きなマイナス材料といえる。
特徴としては、特定の飲食店で利用するとマイルが上乗せされる「マイレージダイニング」、ネットショッピングでマイルが上乗せされる「マイレージプラスモール」があるが、これらは他社のマイレージプラスカードにも存在する。その他は海外旅行保険の自動付帯ぐらいで、他社のように各種割引・ラウンジ利用・予約サービス等は存在しない。
一方で、WEB入会では利用明細書は郵送では送られてこない点、マイレージプラスの有効期限が18ヶ月という点に注意したい。ただし、18ヶ月の間にマイル数に変動があれば期限が延長されるため、有効期限が3年で厳密に切られているANA/JALよりは間違いなく有利ではある。
次に、他社カードと年会費・マイルの効率・各種ボーナス・電子マネー対応等を比較した。さらに年間で50・100万円を利用した場合、優待店で追加利用した場合を比較した。下記計算式でシミュレーションした。
初年度マイル={ (\500,000-年会費)×マイル換算率} +入会ボーナス
次年度マイル={ (\500,000-年会費)×マイル換算率 } +継続ボーナス
加盟店を加味=次年度マイル +(\100,000×優待店ボーナスマイル率)
上図の通り、マイレージプラス・UCカードを他社と比較すると、初年度も次年度以降もワーストの数字になっている。その主な原因は、100円で0.5マイルでレートが悪い点と、入会/継続ボーナスが存在していないためだ。年会費の安さだけでは、到底カバーできるレベルではない。
このカードで他社との逆転を狙うとすると、まずはマイレージプラスモールなどが浮かぶが、マイレージプラスの冠が付いているカードは、全て同条件のため厳しい。それよりも、かろうじて現在はSuica/ICOCAのオートチャージでもマイルが貯まるため、そこを利用したい。ただし、他社との5,000マイルを埋めるとすると、年間100万円(1ヶ月平均8万円)が必要になるため、かなりハードルは高い。
結論としては、マイレージプラスを貯めるにはオススメできない。年会費を1,000円程度に抑えたい場合には検討してもいいが、プラス5,000円の年会費を支払えば、マイルが3倍に膨れ上がるマイレージプラス・セゾンのノーマルカードをオススメしたい。アメックスにすれば500マイルの継続ボーナスもあり、非常にお得だ。さらにマイルの効率を追求するなら、年会費が負担にはなるが、セゾンのプラチナを検討したい。マイルは100円で1.5マイルに据え置きだが、継続ボーナスが10倍になり、パフォーマンスは大きく向上する。年会費の3万は手が出ない場合には、セゾンのゴールドかJCBのゴールドがオススメだ。