シェル スターレックス・ゴールドカード/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- シェル スターレックス・ゴールドカード
- 石油会社:
- Shell(昭和シェル石油)
- 年会費:
- 12,000円
- ロードS:
- なし
- L値引き:
- 月額利用額によって増減
- ボーナス:
- 特に無し
シェル スターレックスゴールドカードはありふれたサービスだけが特徴!
シェル スターレックス・ゴールドカードは、昭和シェル石油のガソリンスタンドであるShellで利用できるカードで、ガソリン代の割引き・ポイント付与を受けられる。ガソリン代値引きを受ける場合には「スタープライズコース」、ポイントを貯める場合は「シェルわいわいコース」を選択する必要があり、ガソリン代値引きをしながらポイントを貯めることは不可能となっている。ちなみに2015年をもって「わいわいコース」は選択不可となった。
また、シェルカードは、このゴールドカードとノーマルカードの2種類があり、ノーマルよりもガソリン代の値引き率はゴールドの方が有利だ。ゴールドには割引きに付帯サービスが追加されたイメージだ。それを踏まえて他社カードとサービスと数字面で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・年間で240万円以上の決済を1年間継続すると年会費無料
- ・海外旅行保険や優待割引などのNICOSのゴールドカードサービスが付帯
- ・カード利用額によってガソリン代値引き
- ・家族カードの年会費が無料
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・ガソリン代の値引きは月間で300リットルまで
- ・国内旅行保険は航空券等のカード決済が必要
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引きは少額(後述)
まず、このカードはNICOSの冠がある通りNICOSのゴールドカードのサービスを受けられる。例えば、24時間対応の電話による健康相談サービスや、海外旅行時には保険がカード決済しなくても付帯され、スーツケース破損も安心だ。空港ラウンジも無料で利用できる。ありふれたサービスだが。。。
また、カード利用額により図の通りガソリン代が割引きとなる。図では6ヶ月だが、一ヶ月毎に分けると月5万で3スター、月7万で4スター、月10万以上で5スターとなる。各ランクの値引き額がノーマルカードよりもリッターあたり1円割引が加わる。さらに請求書を郵送ではなくweb明細書にするだけで、さらに+1円の値引きが加わる。web明細の割引分は150リッターまでという縛りがあるが、利用しない手はない。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図の通り「シェル スターレックス・ゴールドカード」は他社比較すると、給油の割引き額は他社と比較して遜色が無いレベルではあるが、トップ勢には及ばない水準となっている。特に月5万ショッピング利用の場合にはリッター割引が他社の石油会社系カードと同等だが、10万円まで決済を増せえると他社との差が広がってしまう。さらに高額な年会費を考えると、やはり出光やENEOSなどの石油系カードと比較するとお得感は薄い。その他のJCBドライバーズプラスやP-oneFlexyと比較すると、さらに値引き額の差は広がる。
結論としては、割引額ではなく付帯されたゴールドカードのサービス狙いなら、かろうじて持つ意味があるかもしれない。しかし、それでも付帯されているサービスが、特別に優れているわけでもなく、年会費を考えると手を出さない方が無難か。。。また、出光のゴールドカードのような無料ロードサービスなどのドライバー向けのメリットは無く、大抵の人には微妙なサービスといっていいためオススメできそうにない。単純に値引き額だけで勝負するのであれば、JCBドライバーズプラスか、反則に近いがP-oneFlexyを検討したい。これらであれば、ガソリンスタンドを限定することなく割り引きが受けられるため、単純な割引に加えて利便性は高い。