NEXCO中日本プレミアムドライバーズカード/ ガソリン代の節約・お得度でクレジットカードを比較
- オススメ度:
- 名称:
- NEXCO中日本プレミアムドライバーズカード(VISA/Mater card)
- 石油会社:
- -
- 年会費:
- 1,837円
- ロードS:
- 無料
- L値引き:
- 3円/L割引
- ボーナス:
- なし
NEXCO中日本プレミアムドライバーズカードは商品券をカウントすれば?
NEXCO中日本プレミアムドライバーズカードは、関東の一部・東海・北陸・近畿の一部の高速道路を運営・統括している企業であるNEXCO中日本が発行しているカードだ。サービスは主に上述の地域に限定されるため注意したい。ガソリン値引きは、高速道路のサービスエリア内にあるガソリンスタンドで受けることができる。例えば、東名の海老名SAなどが対象になる。以下、他社カードとサービス・数字で比較した。
このカードを利用するにあたって注目すべき付帯サービスは下記3点。
- ・ガソリン代がリッターあたり3円割引
- ・50万円以上の利用で3,000円分のSAで利用できる商品券がプレゼント
- ・NEXCO中日本内のSA・PAにある入浴施設を無料で利用可
逆に利用するにあたって注意点/ポイントは下記3点。
- ・2年目から年会費1,837円が発生
- ・ガソリン代割引になるのは高速道路内のGSに限定
- ・他社比較シミュレーションでは、ガソリン代の値引き額は他社より悪い(後述)
このカードは、対象のガソリンスタンドで使用するとガソリン代がリッターあたり3円の割引となる。問題は、その対象のGSだが、東名の海老名SA、中央の談合坂SA、明神の養老SAなどの22箇所で、決して多くはなく、上りと下りでも分かれているため注意したい。
また、年間50万円以上の利用で3,000円分の商品券が獲得できるが、これはNEXCO内のSAなどでしか使用できないため、使い勝手は微妙なところ。さらに、足柄湯やハイウェイ温泉などの入浴施設が無料で利用でき、長距離ドライバーや、頻繁に長距離をドライブ旅行する人には便利かもしれない。
さらに、ガソリン代割引とは別にポイントが貯まり、各種商品と交換もできる。他社ではポイントかガス代値引きが選択するカードが多いため、この点はメリットといえる。また、出光や各社ゴールドカードでは無料で展開されているが、このカードにもロードサービスが無料で付帯されており、いざという時の自動車の故障の際には安心できそうだ。
一方で、年会費は初年度こそ無料だが、2年目以降は無条件で1,837円が必要になるため注意が必要だ。他社カードと異なり、リッター値引きに給油量に制限は無いのは、ヘビーユーザーには有難いが、前述の通り対象となるGSが少ないことが痛い。
次に、他社カードと年会費・無条件のリッター値引き・利用額毎のリッター値引き・ロードサービス等を比較した。さらにカードをショッピングなどで月間5万円・10万円をショッピングで使用し、1万円分・2万円分の給油をした場合の、年間値引き額を比較した。その際、全国の平均的なレギュラーガソリン価格である153.8円/Lで計算し、ガソリン価格は変動しないものとして下記計算式でシミュレーションした。また、月5万のショッピングの場合の年会費との差額も計算した。
年間値引き額={ (\10,000÷153.8)×L値引き×12ヶ月} -その他の特殊な割引
※L値引きは、無条件の値引きと利用額毎のボーナス値引きを足した数字
上図の通り「NEXCO中日本プレミアムドライバーズカード」は他社比較すると割引額は少ない。月5万の決済でも月10万の決済でも同様に他社に劣る。年会費と割引の差額を見ても劣ってはいるが、SAで利用できる商品券3,000円分をカウントすれば、3,504円となり他社よりは有利な数字になる。ただし、その商品券の使い勝手が微妙なため、有効利用できる人は数少ないかもしれない。もちろん、オークションなどで売却してしまうというのも手ではあるが。。。
結論としては、中日本の高速道路を頻繁に利用している人で、月5万決済程度の利用であればオススメできそうではある。しかし、月10万決済などになると、他社との差額が非常に大きくなるため、他社カードを検討した方が賢明だろう。そもそもGSが高速に限定される点でユーザーは限定されている。また、単純に値引き額だけで勝負するのであれば、JCBドライバーズプラスか、反則に近いがP-oneFlexyを検討したい。これらであれば、ガソリンスタンドを限定することなく割り引きが受けられるため、単純な割引に加えて利便性は高い。