ラオックスメンバーズカード セゾン/ 家電量販店の割引優待・ポイント獲得の比較

ラオックスメンバーズカード セゾン
オススメ度:
1
名称:
ラオックスメンバーズカード セゾン
年会費:
無料
優待店:
ラオックス各店
通常ポイント:
100円 → 0.5円割引(0.5%)
優待ポイント:
100円 → 1.5円割引(1.5%)
ボーナス:
-

ラオックスメンバーズカード セゾンはラオックス利用者でも微妙・・・

ラオックスメンバーズカード セゾンは、セゾンが発行するカードでラオックスのポイントカードも兼ねている。ラオックスでの買い物額の0.5%分のポイントが貯まる他、ラオックス以外でもVISA加盟店で利用するとポイントが貯まる。ただし、詳細は後述するが、他の家電量販店カードと比較してポイント率は明らかに低い点に注意したい。以下、家電量販店で割引・キャッシュバックできるカードと数字・サービスで比較した。

さて、このカードのメリット/注目すべきサービスは下記3点が挙げられる。

  • ・ラオックスでの買い物は1.5%分のポイントを獲得
  • ・会員限定の優待割引セール/音楽教室の入会金割引
  • ・セゾンカードの特典も付帯

逆に利用するに際してのデメリット/注意点は下記3点がある。

  • ・他社のようなアフターサービスの拡充等の特典が無い
  • ・ポイントは最終利用から2年間で失効
  • ・他社比較のシミュレーションでは、ポイント還元率は低くワーストレベル(後述)
ラオックスメンバーズカード セゾンのポイントプログラム及び各種特典

まずポイントについてだが、基本は200円で1ポイント(1円相当)が貯まり、ポイント還元率では0.5%となる。それがラオックスでの買い物は200円で3ポイント(100円で1.5ポイント)が貯まり、ポイント還元率は1.5%と3倍になる。ただ、他の家電量販店が発行するカードは10%~11%が多い中では明らかにメリットが薄い。また、ポイントはセゾンの永久不滅ポイントではなくラオックスポイントが貯まるため、ポイントはセゾンが定める各種賞品には交換できない。また、ポイントの有効期限も最終利用から2年で失効する点に注意したい。

ポイント以外のメリットには、会員限定の特別セールや、よりスピーディーなアフターサービスがあるようだが、他の家電量販店のように保証期間の延長・修理品を無料で自宅まで引き取りに来てくれるほどの特典はない。それよりはセゾンの特典で、西友・リヴィンでの買い物が5%割引になる方が日常生活では活躍の場面がありそうだ。

次に、他社カードと年会費・ポイントの還元率に加え、年間50万円/100万円を使用した場合の割引額、左記から年会費を差し引いた割引額を比較した。各家電量販店での買い物はポイント優待かボーナスが存在するため、その点も加味した。年会費も考慮したポイントによるキャッシュバック額は下記の式で計算した。
ポイントによるキャッシュバック額= (50万×ポイント還元率)- 年会費
上記に家電量販店の買い物を考慮= 上記 +(10万円×ボーナス還元率)

名称 ヤマダ
ANA
セゾン
ヤマダ
UC
ヤマダ
UC
ゴールド
ビック
Suica
ビック
international
ビック
JMB
WAON
ゴールド
ポイント
プラス
ゴールド
ポイント
Premium
エディオン ラオックス
セゾン
デザイン ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード・セゾンアメリカンエキスプレスカード ヤマダLABIカード ヤマダLABIゴールドカード ビックカメラSuicaカード ビックカード インターナショナル ビックカメラ JMB WAONカード ゴールドポイントカード・プラス(ヨドバシカメラ) ゴールドポイントカード・プラス プレミアム(ヨドバシカメラ) エディオンカード ラオックスメンバーズカード セゾン
年会費 無料 無料 \10,500 無料 無料 無料 無料 \3,900 \1,029 無料
P通常店
ポイント
還元率
0.5% 0.5% 0.5% 1% 1% - 1% 1% 1% 0.5%
家電店
ポイント
還元率
10.5% 10% 11.5% 10% 9% 10% 11% 11% 5% 1.5%
電子マネー Edy - - Suica - WAON Edy Edy Suica -
50万
通常店のみ
\2,500 \2,500 -\8,000 \5,000 \5,000 - \5,000 \1,100 \3,971 \2,500
10万
家電店のみ
\10,500 \10,000 \1,000 \10,000 \9,000 \10,000 \11,000 \7,100 \3,971 \1,500
1年50万
+家電店
10万
\13,000 \12,500 \3,500 \15,000 \14,000 \10,000 \16,000 \12,100 \8,971 \4,000
1年100万
+家電店
20万
\26,000 \25,000 \17,500 \30,000 \28,000 \20,000 \32,000 \28,100 \18,971 \8,000
家電量販店でポイントが貯まりやすいカードの比較表(ヤマダLABI ANAマイレージカード・ヤマダUC・ヤマダUCゴールド・ビックSuica・ビックinternational・ビックJMB WAON・ゴールドポイントプレミアム・エディオン・ケーズあんしんパス)

上図で「ラオックスメンバーズカード セゾン」を比較したが、他の家電量販店系のカードと比較するとポイント還元率が明らかに低い。上図の上から4段目の家電店の箇所が、各カードの冠名になっている家電量販店でのポイント率なのだが、ヤマダ・ビックカメラ・ヨドバシ(ゴールドポイント)・エディオンには完敗と言える差がある。電子マネーが搭載されているわけでもなく、電子マネーのチャージや利用で他社カードとの差を縮めることもできない。年会費が無料のため、とりあえず使って損はないというレベルだ。。。

結論としては、ラオックスを頻繁に利用する人でも微妙なカードだ。ラオックスでの買い物が1.5%となるが、上図には無い高ポイント還元率カード(JACCSリーダーズカード・漢方カードなど)であれば、1.5%以上のポイント還元が得られる。これらのカードを利用した方がラオックスでの買い物でも、ラオックスカードよりもお得だ。そのため、他の家電量販店カードのように、家電量販店での買い物専用のサブカードとして利用するのも得策ではない。せめてラオックスで購入した家電の保証期間延長などの特典があれば、検討の余地があるのだが。。。