ふるさと納税と果物・フルーツ
ふるさと納税での果物・フルーツの4つの選び方とは!?
ふるさと納税は、自治体に寄付すると実質2000円の自己負担で、寄付した自治体の特産品が受け取れる人気の節税方法だ。特産品の中でもトップ3の人気を占めるのが肉・魚・果物といえる。それでは、どのようにして果物・フルーツを選べばいいのだろうか?
考えられる果物の選び方は、①人気に乗る ②果物の種類 ③果物の量と質 ④保存期間の4つが挙げられる。まず「①人気に乗る」だが、これは肉の選び方・魚の選び方と同様にテレビ・雑誌・ネットなどで人気の特産品を選ぶ方法だ。人気になるには相応の理由があると考えれば、一概に安直な選択方法とはいえない。現在であれば、山梨のぶどう、茨城の栗・いちご、北海道のメロンあたりが人気で、青森のりんご、山形のさくらんぼといった県の顔がそのまま人気特産品となっているケースも散見される。まず美味しいのは間違いないだろうが、どのメディアの人気情報を信じるかで結果が異なる点に注意したい。
次の「②果物の種類」だが、普段は手を伸ばしにくい高級な果物を選択するのがセオリーといえよう。ただ、高級な果物といっても○○産だから高いといったケースと、そもそも果物として高いものに分かれる。前々から狙っていた○○産で高い果物があれば別だが、そうでないなら一般的に高いフルーツを選択した方がお得感があるだろう。候補としては、メロン・ぶどう・マンゴーあたりが挙げられる。これとは逆に、普段食べ慣れている果物(りんご・なし・みかん等)を選ぶという手も考えられる。普段食べ慣れているフルーツを選択すれば○○産で糖度が高いといったフレコミであれば、普段のものと比較することで美味しさがより鮮明に強く感じられるはずだ。
「③果物の量・質」は、肉・魚と同様に同じ寄付金で同じ種類の果物であれば、グラムが大きいものを選べば量重視、グラムが小さいものを選べば質重視ということになる。ただ、グラム単価が高くても必ずしも質が高いとは限らない(単純に還元率が低いだけ)という可能性がある。過信せずにブランドや産地も合わせて判断する必要がある。
また、量を重視した場合に肉・魚以上に注意すべきなのが「④保存期間」だ。肉・魚と違い冷凍保存は現実的ではない果物では、冷蔵保存の2~3日以内に食べ切る必要がある。量を重視するあまり食べきれないといった事態は避けた方が賢明だ。その意味では保存期間が長めの果物を選択するのも手だ。また、果物は肉・魚と異なり調理法が限定されている。もちろん、お菓子・アイス・スムージーにする手はあるが、高級な果物を調理する場合、そのまま食べるよりも美味くなる自信が無ければ厳しい。。。そのため毎日食べても苦にならない量、そして家族の人数などを加味して余裕を持った消化スケジュールを考えておいた方が賢明だ。
以上のように、ふるさと納税で果物を選ぶにしても様々な考え方があるが、実際には軸の選択法を決めて総合的に考えることになろう。また、保存以前に宅配から受け取りまでに数日を要してしまえば、ただでさえ短い保存期間が更に短くなるためスムーズな宅配便の受け取りを心がける必要があろう。