アメホ 持病がある方も安心みんなのほすピタる/ 引受基準緩和型・限定告知型医療保険の保険料・保障・告知内容・特約を評価 レビュー

オススメ度：

2

保険会社：

アメリカンホーム保険

名称：

持病がある方も安心 みんなのほすピタる

加入年齢：

30～80歳

保障：

入院・手術・通院・葬式

告知内容：

３項目

特徴：

持病の再発・悪化、ご加入後の合併症も補償します

アメホ 持病がある方も安心 みんなのほすピタるは他社より保険料が！？

※この保険は新規募集を停止しています。
持病がある方も安心 みんなのほすピタるはアメリカンホーム保険が募集・販売する限定告知型/引受基準緩和型医療保険で、持病・既往症を抱える人向けに告知項目を限定・減少させた保険だ。限定告知ではないスタンダードなみんなのほすピタるも存在する。以下、持病がある方も安心 みんなのほすピタるの概要を記載し他社と比較する。

この保険はお手軽コース・標準コース・充実コースの３つに分かれ、各々の入院日額は順に3,000円・5,000円・10,000円となっている。他社同様に入院日額に応じて手術保険金も増額される。それ以外の保障は特約となり、先進医療給付金・通院給付金の他に葬式費用という名目で死亡保険金も付加できる。一般的な医療保険と異なり通院給付金が入院日額と連動しないため、短期で済む可能性がある入院給付金は最少額に留め、通院給付金を目的に加入するという考え方もできる。また、葬式費用という名目のため死亡保険金は50万円・100万円の二択となっている。

告知は３ヶ月内に入院・手術を勧められたか？、１年内の入院・手術歴があるか？、過去５年内にがん・肝硬変で入院・手術をしたか？が条件となっている。他社が２年内の入院・手術としていることを考えれば緩めの条件といえよう（後述の図を参照）

次に下図では引受基準緩和型医療保険（限定告知型医療保険）を加入年齢・入院日額と給付日数・通院日額と給付日数・手術給付金・先進医療給付金の有無等で比較した。告知項目は「現在～１年以内」「２年以内」「５年以内」に分け、項目の有無と内容から告知項目の緩さも比較した。また、参考までに苦情率（苦情数÷契約数 ※生命保険協会公表）を算出し顧客満足度の指標とした。

保険料は男性で40歳・50歳・60歳に分け、入院給付金5,000円プランを終身払いで選択した場合の金額で比較した。その際に選択可能であれば、先進医療給付金・通院特約は付加した。

上図で１番右のアメリカンホーム保険 持病がある方も安心 みんなのほすピタるだが、加入できる年齢は地味に30歳からで他社より下限は低い。入院給付金は他社と大差がないが、通院給付金は特約で付加でき、前述したように入院給付金に左右されない点はポイントといえよう。手術給付金も入院なしの外来の手術でも一律５万円と悪くない。告知内容は他社と比較して２年内の条件がない分だけ若干緩い。他社の保険だと、がん治療から５年が経過していても２年内に肺炎などで入院していれば、告知項目にひっかかってしまう。その点、アメホだとがん・肝硬変が５年前に治癒し、直近で入院を勧められていなければ条件はクリアできる。

保険料は入院日額5,000円の額で、上段が通院給付金アリで下段はナシの金額で比較した。上段の通院給付金アリだと他社よりも明らかに保険料は高く、同じく通院給付金があるメットライフ・アフラックよりも保険料は高い。他方で通院給付金を付加していない額で比較しても、通院給付金がない他社の保険よりも保険料が高額だ。保険料面では厳しいと言わざるを得ない。

結論としては、通院給付金・告知内容からして悪くないが、保険料面でメリットが存在せず微妙な保険だ。通院給付金が欲しいならメットライフの方が保険料は有利であるし、告知内容では５年内のがん治療・手術が存在しない朝日生命の方が有利だ。悪くはないが選択するには決め手に欠ける保険といえる。

• 生命保険
• 引受基準緩和医療保険
• 終身医療保険
• 定期医療保険
• 特定/三大疾病保険
• 女性保険
• がん保険
• 介護保険
• 定額年金保険
• 一時払い定額年金保険
• 外貨建て定額年金保険
• 変額年金保険
• 外貨建て変額年金保険
• 養老保険
• 終身保険
• 一時払い終身保険
• 低解約返戻金終身保険
• 外貨建て終身保険
• 定期保険
• 解説・用語集
• 医療保険の選び方
• 健康保険とは
• 損害保険
• 投信/預金
• 税金
• 医療保険の保険料控除
• 医療保険と税金
• 相続
• 不動産
• クレジットカード
• テレビ