西中国信用金庫/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 西中国信用金庫
- 創業:
- 明治42年(1909)
- 本店:
- 下関市細江町一丁目1番8号
- 展開地域:
- 山口県他
- 総資産:
- 5,746億円(2013年現在)
- 自己資本比率:
- 10.4%
西中国信用金庫は山口県内の他行がキャンペーンを休止中なら?
西中国信用金庫は、2007年に4つの信用金庫が合併して誕生し、それ以降も合併を繰り返し5,000億円超の総資産となった。とはいえ、同じく山口県を地盤とする山口銀行の5兆円とは大きな隔たりがあり、西京銀行と比較しても50%程度の規模でしかない。また、合併による店舗の統廃合は一段落し、店舗・代理店の移転、支店の新築オープンも行われている。
最近では、シーズン毎にキャンペーンを実施している他、住宅ローンからフリーローンまで個人向けローンの金利引き下げを実施している。定期預金に関しては、シーズン毎に金利を上乗せする定期預金がリリースされている。さらに他行と同様に年金振込みを口座指定している人向けに特別金利を適用する定期預金(みやび定期預金)の他、介護支援の認定を受けている人向けの介護支援定期預金、各市区町村が実施しているガン検診の無料検査を受けると金利が上昇するガン検診応援定期預金など、他行には見受けられない一風変わった定期預金もリリースしている。
また、他行とのATMの相互無料化は、全国の信用金庫で平日昼間は出金無料になる「しんきんゼロネットワーク」の他、山口銀行・北九州銀行でも手数料無料になる。
さて下図では、山口県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 山口銀行 | 西京銀行 | 西中国 信用金庫 |
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% | 0.04% ※0.4% |
0.03% ※0.35% |
0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% | 0.05% ※0.4% |
0.04% ※0.35% |
0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.05% | 0.06% ※0.11% |
0.05% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
2.0% ※3ヶ月 |
(0.7%) 5年 |
- | - | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
1.5%~ | ~3.4% | 1.7%~ | ~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 無料 | 無料 | 無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
315円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
138 | 63 | 63 | 417 | 6 | 1 | 3 |
コンビニ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、西中国信用金庫の定期預金の金利は、キャンペーンを利用することで金利は格段に上昇することになる。とはいえ、それを利用しても西京銀行のキャンペーン商品には金利で劣る。西京銀行のキャンペーンの間隙を狙う、というかキャンペーンの合間であれば西中国信金の出番が回ってきそうだ。一方で、退職金で定期預金を組む場合には、他行のような特別金利が適用される商品が存在せず、この点では間違いなく他行(山口銀行)の特別金利の定期預金に乗った方がお得だ。各種手数料に目をやると、特にメリットのありそうな箇所は存在していない。山口銀行・西京銀行がコンビニにあるセブン銀行やイーネット銀行の手数料を、平日昼間は無料にしている点からすると、手数料でのメリットはなさそうだ。
結論としては、西京銀行のキャンペーンが終了・休止中であれば、金利が間違いなくトップになるためオススメできそうだ。特に、今後は国策により低金利が長期化する可能性もある(正確には乱高下の可能性もあるが)。それを鑑みれば、西京銀行が以前よりも定期預金の金利を抑える可能性は十分にある。その他の手数料ではメリットがなく利用どころは難しい。。。