栃木銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

オススメ度：

3

社名：

栃木銀行

創業：

昭和１７年（1942年）

本店：

栃木県宇都宮市西2丁目1番18号

展開地域：

栃木県他

総資産：

２兆４,５５７億円（2012年現在）

自己資本比率：

11.2%

栃木銀行は退職金専用定期預金を組むなら金利が高くオススメ！

栃木銀行とは、昭和１７年に栃木無尽を起点としている銀行だ。総資産は栃木県に本店を構える銀行の中では足利銀行に次ぐ規模を誇る。ただし、総資産では３兆円という大きな差がある。近年の業績は、預金・企業への貸出金は横バイだが、投信や保険の販売が好調で昨年から３００億は増加している。経営状況は、特別に良いわけではないが悪くもない状況だ。自己資本比率（自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない）は11.2％で、他の栃木県に本店を置く足利銀行の8.6％、足利小山信用金庫の8.9％を大きく上回る。しかし、全国の地方銀行の平均が11％のため、全国で考えると平均レベルの財務内容といえる。

最近では、栃木県の世界遺産である日光杉並木街道の保護を目的として、栃木応援・外債バランスファンドという投信を通じて寄付をしている。

社会貢献とは別に、他銀行と積極的に提携を進めており、イオン銀行や筑波銀行・東日本銀行とのATM出金手数料の無料化を行っている。特筆すべき点としては、ローソンATMでの利用が無料になっている点だ。他行ではセブン銀行との無料提携は稀にあるが、ローソンATMの無料化は少ない。ローソンが職場や自宅近辺にある人にはメリットといえる。

さて下図では、栃木県内で展開する他の銀行と、2013年現在の５年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が２段の場合は上段は３万以下、下段は３万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月６回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14％と0.16％に上昇する

上図の通り、栃木銀行の定期預金の金利は、栃木県内に本店を置く銀行の中では横並びの金利だが、ゆうちょ銀行には劣り、インターネット専用定期預金でも問題なければ、みずほ銀行の方が高い金利だ。ただ、退職金で定期預金を組む場合には、足利銀行と同金利だが、他行よりも高い金利での運用ができる。この場合にはみずほ等のメガバンク勢の金利も上回る。その他の数字に目を向けると、住宅ローン金利・各種手数料では他行ｙほり秀でたメリットは見られない。ただ、前述した通りローソンATMとの提携で出金手数料が無料というメリットがある。この場合でも8:45～18:00以外の時間外での出金については、通常通り出金手数料が発生するため注意したい。

結論としては、栃木県内で通常の定期預金ならオススメできないが、退職金での定期預金であれば金利が高くオススメできそうだ。ただし、足利銀行と同金利のため悩むところだ。店舗数では足利銀行に軍配が上がるが、堅実な経営では栃木銀行に軍配が上がる。それよりは、ローソンATMが無料な点を鑑みて、自宅・勤務先に栃木銀行・足利銀行のATMは存在していないが、ローソンなら存在しているような人であれば、日常生活で利用するメインバンクとしての使い道が見えてきそうだ。

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