足利銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

栃木県・足利銀行ロゴ
オススメ度:
3
社名:
足利銀行
創業:
明治28年(1895年)
本店:
栃木県宇都宮市桜4-1-25
展開地域:
栃木県他
総資産:
5兆2,817億円(2013年現在)
自己資本比率:
8.6%

足利銀行は新型定期預金も悪くないが、退職金専用定期の方が有利は明らか!

足利銀行とは、明治28年に設立された比較的歴史の長い銀行だ。総資産は栃木県に本店を構える銀行の中ではトップの規模を誇る。歴史は長いが、その間に紆余曲折の歴史があり、特に2000年に入ってからの経営危機・国有化・粉飾決算と負の黒歴史が存在している。さて、近年の業績は、前年度からの預金・企業への貸出金はキープしており、自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は8.6%で、他の栃木県に本店を置く栃木銀行の11.2%を下回り、足利小山信用金庫の8.9%と同等だ。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は良くはない。

足利銀行の各種サービス

最近では、他行と同様で、クレジットカード一体型のキャッシュカードで手数料を優遇したり、個人向けローンの拡大を狙って各種ローン商品の拡大を行っている。(カードローン比較はこちら

また、栃木銀行と同様、他行との提携を進めており、セブン銀行・イオン銀行・イーネットのATMでも出金が可能になっている。しかし、これらでは手数料が徴収され、栃木銀行がローソンでの手数料を無料化していることを考えれば一歩劣る。また、他の地銀との無料提携では東邦銀行のみと提携しており、この点でも一歩劣る感がある。

さて下図では、栃木県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 足利銀行 栃木銀行 足利小山
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.05%
0.03% 0.03% 0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.05%
0.04% 0.04% 0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
1.8%
※3ヶ月
1.8%
※3ヶ月
-% - 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.8%~ ~3.5% 1.3%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
256 177 31 352 8 1 1
コンビニ
栃木県の定期預金の比較表(足利銀行・栃木銀行・足利小山信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、足利銀行の定期預金の金利は、ゆうちょ銀行を除けば基本は他行と同金利でしかない。ただ、預け入れ期間が5年以上に限定される新型定期預金(みらいごよみ)を利用すれば、金利は0.05%まで上昇する。しかし、それでも郵貯銀行の金利は元より、みずほのインターネット専用定期預金の金利には金利で倍近い差がある。一方で、退職金専用定期預金であれば、他行を上回る金利を享受できお得だ。ただし、この場合には栃木銀行と同金利となっており、唯一の高金利というわけではない。また、ローン金利は特筆すべきメリットはなく、各種手数料でも特に安価な面は見られない。提携の金融機関でも東邦銀行以外は手数料が発生するため注意したい。

結論としては、栃木県内の銀行の中では通常は金利からオススメしないが、もしもインターネットでの申込に不安があるなら足利銀行で定期預金を組む余地はある。ただ、それでも郵貯銀行より金利が劣るが。。。それよりも退職金専用定期であれば、ダントツの高金利のためオススメできそうだ。ただし、栃木銀行と同金利のため悩むところだ。一応、店舗ATM数からして足利銀行の方が日常生活での利便性で軍配は上がる。