島根銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 島根銀行
- 創業:
- 大正14年(1915)
- 本店:
- 松江市東本町二丁目35番地
- 展開地域:
- 島根県他
- 総資産:
- 3,608億円(2013年現在)
- 自己資本比率:
- 9.4%
島根銀行はネット専用でも退職金専用の定期預金でも島根県内では優秀!
島根銀行は1915年に設立した松江相互貯金を起点としており、総資産は島根県に本店を置く銀行の中では山陰合同銀行の3兆円には大きく劣るが、ナンバー2の規模となる。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は9.4%で、他の島根県に本店を置く山陰合同銀行の16.3%を大きく下回り、島根中央信用金庫の9.6%と同レベルだ。全国の地方銀行の自己資本比率の平均値は11%のため、全国で考えると財務内容は劣る。
近年では、他行に漏れず休日カウンターや窓口の時間延長などのサービスを実施している。2012年3月には株式が東証1部に指定替えとなり、記念の定期預金もリリースされた(2012年5月末で募集終了)ちなみに、その株価は指定替えのご祝儀で1.5倍超に上昇したが、その後は軟調な動きになっている。もちろん、欧州債務不安などの外部環境に左右されているためだが。
また、他行とのATM相互無料の提携は進んでおり、鳥取・トマト・もみじ銀行との提携で出金などが無料の他、ゆうちょ銀行が平日昼間は無料で利用できるのが一番大きい。同行の少ないATM数を補って余りあるサービスだ。
さて下図では、島根県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 島根銀行 | 山陰合同銀行 | 島根中央 信用金庫 |
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% ※0.36% |
0.03% ※0.08% |
0.03% ※0.30% |
0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% ※0.37% |
0.04% ※0.09% |
0.04% ※0.30% |
0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% ※0.46% |
0.05% | 0.05% | 0.06% | 0.05% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
0.4% ※1年 |
0.3% ※1年 |
0.3% ※1年 |
- | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
1.5%~ | 1.7%~ | 1.5%~ | ~4.2% | ~3.0% | ~3.6% | ~3.6% |
振込み手数料 (同銀行) |
無料 | 無料 | 無料 | 無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
210円 | 210円 | 210円 | 210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
58 | 199 | 40 | 375 | 1 | 1 | 0 |
コンビニ | △ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り、島根銀行の定期預金の金利は通常の店頭では他行と同等だが、「しまぎんインターネット定期」を使えば、島根県内ではトップの金利になる。さらに、退職金で定期預金を組むと適用される特別金利でも僅かではあるが他行を上回る金利になる。見かけ上は、みずほ銀・三井住友銀などの方が高く見えるが、実際に特別金利が適用される期間が長いため、実際には同等レベルのお得さだ。また、住宅ローンに目をやっても最低金利は他行より低めで、自分の資産・収入状況が銀行側の条件を満たせれば、他行よりも有利な金利になる可能性がある。その一方で、各種手数料は島根県内の銀行では基本的に横並びで大きなメリットは無い。ただ、店舗ATM数は山陰合同銀行に大きく劣る点で利便性は劣る。ただ、ゆうちょ銀行のATMを平日昼間は無料で利用できることを考えれば、店舗/ATM数はカバーできる。
結論としては、島根県内で定期預金を組むのは、インターネット経由での申込みでも問題無ければ、間違いなくオススメできる。一方で店頭で組みたい場合には、島根中央信金を検討したい。こちらはインターネットではなく、シーズン毎のキャンペーンで定期預金に金利を上乗せするため、現在の保有口座を使っても利用できる。退職金専用定期預金には無条件で島根銀行を利用してもよさそうだ。