山陰合同銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

山陰合同銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
山陰合同銀行
創業:
昭和16年(1941)
本店:
島根県松江市魚町10番地
展開地域:
島根県他
総資産:
4兆2,100億円(2013年現在)
自己資本比率:
16.3%

山陰合同銀行は店頭でなくネットにすれば有利だが?

山陰合同銀行は1941年に設立した松江銀行と米子銀行が合併した誕生した銀行で、総資産は島根県に本店を置く銀行の中ではトップの3兆円の規模で、全国でも25位程度に位置づけている。山陰両県での預金シェアは44%超、貸出金も51%と圧倒的だ。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は16.3%で、他の島根県に本店を置く島根銀行の9.4%、島根中央信用金庫の9.6%を上回る。全国の地方銀行の自己資本比率の平均値は11%のため、全国でも優秀な財務内容といえる。

山陰合同銀行の各種サービス・定期預金

昨今では前述したカードのサービス拡充に注力しているようで、地元のスーパーで利用すればプレゼントが貰えたり、地元のガソリンスタンドを利用すれば割引が受けられる等がある。さらに、ゴールドカードの会員であれば、カードローン引き下げや貸金庫の使用料が無料になる等の特典がある。

また、他行とのATM相互無料が進んでおり、各コンビニはもちろん、ゆうちょ銀行で有料で利用でき、島根鳥取県内の信用金庫では平日昼間は無料で利用できる。島根銀行は、ゆうちょ銀行も平日昼間は無料になっている点を考えると、若干サービスでは劣るか。。。

さて下図では、島根県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 島根銀行 山陰合同銀行 島根中央
信用金庫
ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03%
※0.36%
0.03%
※0.08%
0.03%
※0.30%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04%
※0.37%
0.04%
※0.09%
0.04%
※0.30%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06%
※0.46%
0.05% 0.05% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
0.4%
※1年
0.3%
※1年
0.3%
※1年
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.5%~ 1.7%~ 1.5%~ ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
無料 無料 無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
210円 210円 210円 210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
58 199 40 375 1 1 0
コンビニ
島根県の定期預金の比較表(島根銀行・山陰合同銀行・島根中央信金・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、山陰合同銀行の定期預金は通常は他行と同金利だ。インターネットバンキング専用のインターネット定期を利用すれば金利が0.05%上乗せされるが、それでも同様にインターネットバンキングで金利を上乗せする島根銀行の「しまぎんインターネット定期」を利用して上乗せされる金利には遠く及ばない。また、退職金で定期預金を組むと適用される特別金利でも、同じく島根銀行に劣っている。住宅ローンの最低金利の場合には島根銀行だけでなく島根中央信金よりも高く、住宅ローンを検討する際には前述2行の後から申し込むをする方向で十分だろう。各種手数料でも特に安価というポイントはなくメリットはない。

結論としては、島根県内で定期預金を組むのは、金利面でオススメできない。店頭であれば大差は無いのだが、インターネット経由での差は大きい。インターネットで多額の金銭を動かすのに不安がある人、もしくは店頭で申し込みたい人は、島根中央信金なら春夏秋冬のキャンペーンで実施される金利上乗せ定期預金を検討するといいだろう。