北越銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

北越銀行ロゴ
オススメ度:
3
社名:
北越銀行
創業:
明治11年(1878)
本店:
新潟県長岡市大手通二丁目2番地14
展開地域:
新潟県他
総資産:
2兆2,559億円(2013年現在)
自己資本比率:
10.4%

北越銀行は子育て応援定期預金とセブン銀行の手数料無料が有利!

北越銀行は1878年に設立した第六十九国立銀行を起点としており、総資産の2兆円は新潟県に本店を置く銀行の中では第四銀行に次ぐ規模だ。近年の業績は預金は微増で、貸出金は個人・企業へは伸び悩んだが地方公共団体への貸し出し増加で微増している。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は10.4%で、12.3%で、他の新潟県に本店を置く第四銀行の12.3%、大光銀行の11.8%を下回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は平均に近い銀行といえる。

北越銀行の各種サービス

最近では、新型のカードローンやフリーローンをリリースし、個人向けの貸出金を狙っているようだ。新潟らしく米百俵という学資ローンなどもある。逆に定期預金では、据え置き型で徐々に金利がアップする定期預金であれば、金利が0.16%まで上昇する。この金利は他行よりも有利だ(後述)

また、第四銀行や大光銀行と同様にセブン銀行でのATM出金の手数料が無料で利用できる。ただし、北越銀行の場合には、平日昼間でなくとも休日・夜間でも無料で利用できるのが大きなメリットだ。深夜の仕事終わりが多い人には、手数料を節約する手助けになりそうだ。

さて下図では、新潟県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 大光銀行 第四銀行 北越銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.03%
※0.13%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.04%
※0.14%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
-% 2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.3%~ 1.3%~ ~2.9% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
315円※
105円※
262円※
無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
420円※
630円※
315円※
525円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
99 169 121 676 2 3 2
コンビニ
新潟県の定期預金の比較表(大光銀行・第四銀行・北越銀行・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、北越銀行の定期預金は通常は他行と同金利だが、子育て中の家庭限定の定期預金であれば他行を上回る金利を得られる。ただ、子育てが終了したなら、ゆうちょ銀行か、みずほ銀行のネット申込限定の定期預金の方が金利は有利だ。退職金で定期預金を組む場合には、他行と同様に特別金利が適用されるが、その金利は上回る。また、振込み手数料は新潟県内の銀行の中では優秀な部類に入り、特に北越銀行間の振込み手数料が無料、また、同行のATMの出金手数料が時間外でも無料というのがお得だ。店舗ATM数は多くないが、セブン銀行も手数料が無料となっており、その意味では十分に使えるといえる。

結論としては、新潟県内では、条件が限定されるが定期預金を組むのはオススメできそうだ。退職金で組む場合も金利は高いほうだ。また、定期預金以外では、セブンのATMが終日無料という点を活かしたい。重ねてになるが、第四銀行や大光銀行は平日昼間だけに限定されるため、夜間にATMを利用する人にはありがたいはずだ。帰宅が深夜になる人、夜間に仕事に就いている人などは、この点を狙って利用するのも良いだろう。