第四銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較

第四銀行ロゴ
オススメ度:
2
社名:
第四銀行
創業:
明治6年(1873)
本店:
新潟市中央区東堀前通七番町1071番地1
展開地域:
新潟県他
総資産:
4兆4,772億円(2013年現在)
自己資本比率:
12.3%

第四銀行は退職金の特別金利とセブンとローソンのATMを活用できれば!

第四銀行は1873年に設立した第四国立銀行を起点としており、総資産の4兆円は新潟県に本店を置く銀行の中では随一の規模で、全国の地銀の中でも20位前後の規模だ。近年の業績は預金・貸出金は共に横バイで業務利益も伸びてはいないが、与信費用削減などで近年は純利益は伸びている。自己資本比率(自己資本比率が高いほど負債・借金が少ない)は12.3%で、他の新潟県に本店を置く大光銀行の11.8%、北越銀行の10.4%を上回る。全国の地方銀行の平均が11%のため、全国で考えても財務内容は平均より優秀な銀行といえる。

第四銀行の各種サービス

最近では、住宅・学資ローンの金利引き下げキャンペーンなども実施しているが、他の地銀と同様に投資信託・保険の販売にも注力しており、資産運用系の商品ラインナップを増やして強化しているようだ。

また、大光銀行と同様に他の地銀との提携は進んでいないが、セブン銀行とローソンATMとの提携が大きい。平日昼間のATM出金の手数料が無料で利用できる。コンビニでの出金が多い人には嬉しいサービスだろう。

さて下図では、新潟県内で展開する他の銀行と、2013年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する

銀行名 大光銀行 第四銀行 北越銀行 ゆうちょ銀行 みずほ銀行 三井住友銀行 三菱東京UFJ銀行
定期預金金利
(300万未満)
0.03% 0.03% 0.03%
※0.13%
0.06% 0.03%
※0.10%
0.03% 0.03%
定期預金金利
(300万以上)
0.04% 0.04% 0.04%
※0.14%
0.06% 0.04%
※0.10%
0.04% 0.04%
大口預金金利
(1000万以上)
0.06% 0.06% 0.06% 0.06% 0.05%
※0.10%
0.05% 0.06%
退職金
特別金利
-% 2.0%
※3ヶ月
2.0%
※3ヶ月
- 1.6%
※3ヶ月
1.5%
※3ヶ月
1.4%
※3ヶ月
住宅ローン
金利
1.3%~ 1.3%~ ~2.9% ~4.2% ~3.0% ~3.6% ~3.6%
振込み手数料
(同銀行)
105円※
315円※
105円※
262円※
無料 無料※ 105円※
210円※
105円 無料
振込み手数料
(他銀行)
420円※
630円※
315円※
525円※
315円※
525円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
420円※
210円※
315円※
同行ATM
出金手数料
無料~
105円
無料~
105円
無料 無料 無料~
210円
無料~
105円
無料~
105円
店舗ATM数
(県内)
99 169 121 676 2 3 2
コンビニ
新潟県の定期預金の比較表(大光銀行・第四銀行・北越銀行・ゆうちょ・みずほ・三井住友・三菱UFJ)

上図の通り、第四銀行の定期預金は通常は他行と横並びの金利だ。ただし、北越銀行が子育て家庭限定で金利をアップする定期預金があり、みずほ銀行がインターネット申込で金利アップがあり、それを加味すると他行よりも金利は低いことになる。ただし、退職金で定期預金(ワンダフルライフ応援定期預金)を組むと適用される特別金利は3ヶ月で2.0%と上々だ。ローン金利の最低金利も、個人の収入状況が条件に合致するかは別にして低金利を享受できる可能性はある。しかし、数字面で明確なメリットが見受けられるのは、その点までで、各種手数料は高額で、特に振込み手数料は第四銀行間で3万円を超えると262円も徴収される。

結論としては、新潟県内で退職金で定期預金を組む場合か、住宅ローンを組みたいときに試しに申込んでみるとメリットがありそうだ。その一方で、通常の定期預金を組む場合には他行を選んだ方がお得だ。また、セブンとローソンのATMが平日無料という点から、引き出しなどを頻繁に行う銀行として利用する手はある。ただし、ゆうちょを無料で利用できる大光銀行、同様にセブンが無料利用できる北越銀行を考えれば、条件は同等ともいえるが。。。