仙台銀行/ 定期預金金利・住宅ローン金利・手数料・店舗ATM数比較
- オススメ度:
- 社名:
- 仙台銀行
- 創業:
- 昭和26年(1951年)
- 本店:
- 仙台市青葉区一番町二丁目1番1号
- 展開地域:
- 宮城県他
- 総資産:
- 7,959億円(2012年現在)
- 自己資本比率:
- 7.0%
仙台銀行はキャンペーン期間中を逃したら他行の方が有利か!
仙台銀行は、震災の影響で公的資金が注入されるなど経営環境が悪化していたが、2012年10月に山形県を地盤とする「きらやか銀行」と経営統合し、現在は「じもとホールディングス」の子会社となった。現在は仙台銀行ではなく、じもとHDとして株式市場(東証一部)にも上場している。経営統合に際して、じもと・じまんキャンペーンを2012年内は実施し、定期預金の金利上乗せ、プレゼント付きの商品もリリースした。
また、最近では他県の地銀と同様に、投信の取り扱い商品の拡大や年金受け取りを仙台銀に指定することでの特典も用意されている。退職金で運用する金利上乗せの定期預金(比較は後述)や、投資信託と組み合わせたパッケージも用意されている。その一方で、先般の震災を受けて、震災により住宅倒壊した人にローン残の一部を免除する被災ローン減免の相談会も随時実施している。この場合には、自宅を処分しなくとも減免が受けられるケースもあるため、店頭での相談に赴いた方が賢明だろう。
また、「みやぎネット」で他の宮城県で展開する七十七銀行や杜の都信用金庫、「東北おむすび隊」で山形県のきらやか銀行、福島の福島銀行、「グリーンネット」で岩手銀行のATMでも出金手数料は平日昼間は無料となっている。
下図では宮城県内の他行と、2012年現在の5年ものの定期預金の金利・10年固定の住宅ローン金利・手数料・県内での店舗ATM数等を比較した。振込み手数料が2段の場合は上段は3万以下、下段は3万以上とした。また、ゆうちょ銀行は月6回以上の振込みで手数料110円が発生し、みずほ銀行の定期預金の金利はネット支店なら0.14%と0.16%に上昇する
銀行名 | 七十七銀行 | 仙台銀行 | 杜の都 信用金庫 |
ゆうちょ銀行 | みずほ銀行 | 三井住友銀行 | 三菱東京UFJ銀行 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
定期預金金利 (300万未満) |
0.03% | 0.03% ※0.28% |
0.06% | 0.06% | 0.03% ※0.10% |
0.03% | 0.03% |
定期預金金利 (300万以上) |
0.04% | 0.04% ※0.29% |
0.07% | 0.06% | 0.04% ※0.10% |
0.04% | 0.04% |
大口預金金利 (1000万以上) |
0.06% | 0.06% ※0.31% |
0.11% | 0.06% | 0.06% ※0.10% |
0.05% | 0.06% |
退職金 特別金利 |
2.0% ※3ヶ月 |
2.0% ※3ヶ月 |
0.16% ※1年 |
- | 1.6% ※3ヶ月 |
1.5% ※3ヶ月 |
1.4% ※3ヶ月 |
住宅ローン 金利 |
~2.8% | 2.4~2.9% | 1.8~3.5% | 3.5~3.8% | 1.9~3.5% | 3.7% | ~3.9% |
振込み手数料 (同銀行) |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
105円※ 210円※ |
無料※ | 105円※ 210円※ |
105円 | 無料 |
振込み手数料 (他銀行) |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
315円※ 525円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 420円※ |
210円※ 315円※ |
同行ATM 出金手数料 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
無料 | 無料~ 210円 |
無料~ 105円 |
無料~ 105円 |
店舗ATM数 (県内) |
367 | 155 | 47 | 411 | 2 | 1 | 2 |
コンビニ | ○ | △ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
上図の通り仙台銀行の定期預金の金利は、2012年内の経営統合キャンペーンの特別金利を利用すれば、他行より有利な金利で運用が可能だ。その場合には、みずほ等のインターネット限定の定期預金よりも高金利になるため、現在、定期預金を検討している人は忘れずに利用したい。また、退職金で定期預金を組む場合でも七十七銀行と同等だが高金利だ。ただし、3ヶ月限定の金利のため、1,000万円で5万円程度、3,000万円でも
15万円の利益に留まる点には注意したい。その他、手数料ではメリットが無いが、住宅ローンは常時1%減のキャンペーンを張っているため、条件次第では他行より有利な金利が引き出せる可能性はある。
結論としては、2012年内か退職金で定期預金を組むならオススメだ。ただし、2013年以降に経営統合キャンペーンが延長せずに終了するなら、杜の都の方が金利は有利なため気をつけたい。併せて、その場合にはインターネット経由のみずほ銀行にも逆転される。退職金も同様のため、定期を組む時期には留意したい。